邦題にすると観客数が減る映画がある。だからといって原題そのままでわけのわからん映画もあるが。この「ニューヨークの恋人」という題名では、陳腐な恋愛映画のようで、知らんうちにスルーしてしまった系の映画だというのがよくわかる。
原題は「ケイト&レオポルト」という主人公たちの名前。
これを見て「ムムッ」と思った方、おぬしできるのう。ケイト=キャサリンの現代風の言い方、対してレオポルトなんて古めかしい名前は・・・。そう、単なる恋愛映画じゃなくタイムスリップものなんです。
19世紀の公爵と21世紀のキャリア・ウーマンの恋愛ですけど、公爵いるの19世紀の貴族社会の内幕や衣装、21世紀に来てからの歴史的ギャップ(例えば市の条例で警官に犬の糞を始末するように言われると、「紳士に糞を拾えというのか?」などと驚くシーンとか)が、なかなか面白い。
それから、ケイトを口説こうとする上司にオペラ問答をしてぎゃふんと言わせるシーンとか。
ケイト役はメグ・ライアン。着ているものがマニッシュなほどこの人はやはり素敵。
そして、レオポルト役はヒュー・ジャックマン。この人は本当にうたって踊れるブロードウェイも魅了した実力の持ち主で、ミュージカルの最高峰、トニー賞の司会でもお馴染み。司会の年は必ず彼のワンマンショーが設けられていて、この人の実力とお茶目さが十分堪能でき、おまけに主演男優賞も取ってしまった年もあります。映画だと「X-men」や「ヴァン・ヘルシング」など、そういった魅力を発揮できない映画が多いのですが、本作は公爵という気品があって、しかも男性らしさのにじみ出る、本来の魅力を知るにはいい役どころとなっています。
ラスト、彼は過去に帰って見ず知らずの富豪の娘と結婚することになってしまいますが、結末やいかに?
原題は「ケイト&レオポルト」という主人公たちの名前。
これを見て「ムムッ」と思った方、おぬしできるのう。ケイト=キャサリンの現代風の言い方、対してレオポルトなんて古めかしい名前は・・・。そう、単なる恋愛映画じゃなくタイムスリップものなんです。
19世紀の公爵と21世紀のキャリア・ウーマンの恋愛ですけど、公爵いるの19世紀の貴族社会の内幕や衣装、21世紀に来てからの歴史的ギャップ(例えば市の条例で警官に犬の糞を始末するように言われると、「紳士に糞を拾えというのか?」などと驚くシーンとか)が、なかなか面白い。
それから、ケイトを口説こうとする上司にオペラ問答をしてぎゃふんと言わせるシーンとか。
ケイト役はメグ・ライアン。着ているものがマニッシュなほどこの人はやはり素敵。
そして、レオポルト役はヒュー・ジャックマン。この人は本当にうたって踊れるブロードウェイも魅了した実力の持ち主で、ミュージカルの最高峰、トニー賞の司会でもお馴染み。司会の年は必ず彼のワンマンショーが設けられていて、この人の実力とお茶目さが十分堪能でき、おまけに主演男優賞も取ってしまった年もあります。映画だと「X-men」や「ヴァン・ヘルシング」など、そういった魅力を発揮できない映画が多いのですが、本作は公爵という気品があって、しかも男性らしさのにじみ出る、本来の魅力を知るにはいい役どころとなっています。
ラスト、彼は過去に帰って見ず知らずの富豪の娘と結婚することになってしまいますが、結末やいかに?