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写楽~幻の肉筆画 江戸東京博物館特別展

2009年07月11日 | アート
写楽~幻の肉筆画 ギリシャに眠る日本美術~マノスコレクション
江戸東京博物館にて(7月7日)

やっと担当雑誌が一段落したので、休みをとったら良い天気!
そこで、たまには浮世絵でも観るか~!と、昨年、ギリシャで写楽の肉筆画発見と新聞にも出ていたコレクションを観に行きました。
調査されたのは日本画を勉強した人なら誰でも知っている小林忠先生。最後に調査中のお写真が飾られていました。

さて、火曜日だけあって、来館者は年配のグループと外国人観光客のグループだけ。先月のルーブル美術館展(国立西洋美術館)の入館までの牛歩&人だかりに比べればとても観やすくじっくり鑑賞できる!

しかも、メインの写楽の肉筆画は、ケースに対し2~3人の鑑賞者でしたよ。写楽が版画の活動を終えた以降に描いたもので、顔の特徴は写楽そのもののタッチで、きれいに残っているものだなと、着物の色合いを見て思いました。ギリシャの美術館でとても大事に保存されていたのだなとわかります。
これは扇状の形をしていて、「仮名手本忠臣蔵」を演じている松本幸四郎を描いた絵なんですが、4代目を5代目と誤記してあって、その証拠として他の4代目を描いた絵と比較しているパネルが参考になって面白かったですね。
これが前半最後というか中盤に展示されています。

でも前半の展示より中盤以降の展示がさらに良いのです。歌麿北斎英山英泉らの状態の良い繊細で美しい版画の錦絵が並び、しかも、何枚かで1枚の絵になる「~枚つづき」と呼ばれる連作が並んでいて、しかも展示されるのが初めてというものもありました。
特にステキだったのは、歌麿の「風流六玉川」という6枚続きのもの。美しい!
あとは歌川豊国の「両国花火之図 三枚つづき」も、今も続く両国花火大会が面々と続いていることを感じさせてくれますし、続き絵は画が大きくなりますから見ごたえがありますよね。

それから夏の風物詩「怪談」も、北斎の「百物語」が1枚づつ5作展示されています。もちろん北斎といえば「冨嶽三十六景」も5点ですが赤富士などありました。

また、歌舞伎好きにお勧めしたいのが、国定の「さかい町中村座楽屋之図」です。各楽屋の中でどんなことをしていたのか、ぱっと見ドラクエの建物内の画面みたいで面白い!

と、こんな感じ。

常設展も江戸~東京の立体物や体験できるものがたくさんあって飽きさせません。でもじっくり見ると足は痛くなるかも。そんなときは最上階のレストランでひとやすみ。窓側のカウンターだと国技館が眼下に見えます。

平日はまだまだ空いていましたよ。


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