Liu Xiang Tea Salon

「リュウシャンティーサロン」での中国茶・台湾茶のレッスンの様子、季節ごとのインテリアの設えなどを綴っています。

武夷山~九曲渓・金駿眉・厦門

2015-05-15 | Tea Trip
九曲渓とは武夷山の山沿いに広がる、九つのカーブがあることから九曲渓と名付けられている美しい渓流。
この日は九曲渓の筏くだりには最高の、霧の立ち込める湿った天気。
筏に乗り船頭さんに漕いでもらって九曲から下っていきます。

青蛙に似た青蛙岩やハンバーガーのようなハンバーガー岩など、様々な奇岩奇峰を眺めながら静かに進んでいきます。
 

途中茶畑も見えます。


仙人でも出てくるんじゃないかというくらい神秘的な山水画のような世界。


昨日登った天游峰の道に人が登っているのが見えます。


天游峰に続く五曲大橋が見えてきました。


右手に有名な玉女峰が見えます。


風格のある大王峰。


1時間半もの間、神秘的な世界をゆったりと堪能できたすばらしい時間でした。
武夷山、九曲渓からの”気”をたっぷりと浴びて、身も心も浄化されたように感じます。



最近とても人気な武夷桐木の紅茶、金駿眉があります。
武夷山桐木で作られている紅茶の新芽だけで作られたものが金駿眉です。
その金駿眉を開発した梁駿徳さんにお話を伺うことができ、金駿眉を頂きました。
金駿眉の駿の字は梁駿徳さんの一文字から名付けられたそうです。
梁さんの故郷、自然保護区桐木で作られるとても高価な紅茶です。
100gの金駿眉を作るのに12000もの新芽を摘むそうです。
ひとつひとつ手で摘み取られた新芽に何を思うか。
もう一つ淹れて下さった伝統製法の正山小種も、自然保護区桐木で育った紅茶と松が使われているとのこと。
松を燃やした煙で燻製するこのお茶は龍眼の香、個性があるけれど強すぎないやさしいお茶でした。


トランジットで往路にも寄港した厦門ですが、復路も厦門経由で時間があったのでまた厦門の街を散策。
さすが!急須と茶杯の面白い噴水を発見。
そして行きにもお世話になった匯雲祥茶叶行の江さんが私たちを温かく迎えて下さり、
美味しい新茶を振る舞って下さいました。
お茶を淹れてと言われて、慣れない茶道具で淹れさせて頂いたのも良い経験となりました。
江さんが作った高山鉄観音、撹拌も機会を使わず手作業で作ったというお茶は
機械で作られたものより、まろやかな青み、温かみのあるお茶に感じました。



今回ご一緒した素敵な茶友、お世話になった茶人たち、
改めて茶人一家を感じた旅でした。

この茶縁に心より感謝。


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