Liu Xiang Tea Salon

「リュウシャンティーサロン」での中国茶・台湾茶のレッスンの様子、季節ごとのインテリアの設えなどを綴っています。

The 15th China Global TEA EXPO at Shenzhen

2017-12-22 | Tea Expo
第15回中国(深圳)国際茶産業博覧会。
(過去の記事はこちら→

今回は日本からの茶友たちとご一緒でき、
お買い物三昧、お茶のテイスティングなど、
いつもと違った博覧会を楽しめました。


本当に中国のお茶の空間設計やディスプレイの発展が感じられる茶空間展示。

様々な趣向を凝らした茶空間。



なんと今回は私の名前の石上茶を発見!
最近人気の昔歸(xigui)のお茶です。



また別の日に急遽、子供茶藝大会の審査員を
留香茶藝の李自強宗師と一緒にさせて頂くことになりました。
あどけないかわいらしい子供たちに思わず笑みがこぼれましたが、
子供たちの堂々とした演技力に脱帽。
お点前と同時に砂絵を披露したりと演出も面白かったです。


優勝は笑顔の素敵な子。
そして唯一、お茶を淹れた後のお道具のお片付けの形があり、
印象がとても良かったです。


カンフーの演出もあったり、一生懸命な子供たちがかわいかったぁ。



The 14th International TEA EXPO at Shenzhen

2017-07-03 | Tea Expo
第14回中国国際茶産業博覧会に参加してきました。
(過去の茶博覧会の記事はこちら→☆

今回は「老茶品鑑会」というイベントが4日間わたり開催されました。
2日目の「南洋老茶品鑑会~工夫茶~」にて
8席のうち、留香茶藝の李宗師や大先生方に交じって、
私と生徒さんもそれぞれ一席づつ設けさせていただき、
工夫茶の点前で老茶を淹れました。

淹れたお茶は
・1994年老叢水仙
・2005年鳳凰肉桂
・老鉄観音
・老奇種

茶席も点前も茶杯の数も8席8様で、
とても興味深い工夫茶の茶会でした。



私、石上由紀の茶席。


今月のLiu Xiang Tea Salon(リュウシャンティーサロン)のテーマが
「蓮と蛙」だったので、
茶席のテーマも「蓮と蛙」でディスプレイしてみました。
お気に入りの蛙くんも飾って。





李自強宗師の茶席。




中島雅世さんの茶席。




蕭慧娟老師の茶席。




黄集斌老師や陳再粦老師など様々な老師方の工夫茶席。




他の日は紅茶、普洱茶、武夷岩茶の品鑑会で、
茶席やイベント内容もまた違い、連日楽しめる大きなイベントでした。




同時に水墨画の展覧会も行われていて、
葉逢儀さんの雀をモチーフにした画など、素晴らしい作品も鑑賞できました。





龍塢茶鎮の高級西湖龍井茶を作る会社のブースに立ち寄り、
高価な西湖龍井を飲ませて頂きました。


ここで次の日に李宗師の解説と私の緑茶点前を急遽することになり、
ここでも点前披露をさせて頂きました。


突然の披露にもかかわらず人だかりができ(笑)、
茶博覧会にいらしている方の熱心さが伝わってくる出来事でした。

とにかくお茶好きが集まる茶博覧会。
改めて実感。

次回の第15回深圳茶博会は12月14日~18日です。







南洋老茶品鑑会~工夫茶

2017-06-26 | Tea Expo
貴重な老茶が頂ける品茶会→☆のお知らせです。

第14回深圳茶博覧会→☆において、
老茶の品茶会が開催されます。

そうそうたる先生方によって繰り出される工夫茶の老茶が楽しめます。
私も工夫点前で老茶を淹れさせて頂きます。

年代物の貴重な老茶と
手間暇かけて淹れる工夫茶の世界。

この機会にぜひ
内容が盛りだくさんの深圳茶博覧会をお楽しみください。




The 12th International TEA EXPO at Shenzhen

2016-07-07 | Tea Expo
再び、第12回中国国際茶産業博覧会が深圳で開催されました。
第8回→☆、第9回→☆、第10回→☆、第11回→☆
に続き参加してきました。

今回は日本からの茶友も一緒に参加したので、
賑やかで楽しい博覧会となりました。

今回も茶空間設計展がありました。
留香茶藝の李宗師が担当された「菊」をテーマにした茶空間の設え。
 

茶友と一緒に別の茶空間でお茶を頂きました。
樹齢100年以上の茶葉で作られた、
亭主のお勧めの生普洱を注文。
今年の普洱ということでまだまだ青いでしょうと思いましたが、
飲んでみると甘みがあり、
今年のものとは思えないお味に驚きました。
木の床に正座という設えは、
あぐらをかきづらい日本人にとっては
少々足が痛かった...(笑)


李宗師は茶芸師コンテストの審査、
国際茶器フォーラムでの論談、
国際武林斗茶大会での審査と
毎日イベントでお忙しそうでしたが、
今回は茶友と一緒だったので、
イベントを見るというよりお茶を飲んだり、
買い物の時間を楽しみました。

次回の深圳での国際茶産業博覧会は
12月16日~19日です。










The 11th International TEA EXPO at Shenzhen

2015-12-23 | Tea Expo
深圳で開催された第11回中国国際茶産業博覧会、第8回→☆、第9回→☆、第10回→☆
に続き参加してきました。

今回も茶空間のコンテストが開催され、趣向を凝らした茶空間が多く見られました。
このコンテストでは、茶道具、テーブルのコーディネートを含む
空間全てがお茶を楽しむためにデザインされます。
シンガポールより留香茶芸の李自強宗師が茶空間コンテストの審査をされ、
テレビやラジオのインタビューを受けるなど、
中国では茶空間の設計までも流行していることが伺えました。

優勝したシンプルで居心地の良い茶空間。


灯りを効果的に使ったり、


天と地を表した茶空間も。


残念ながら私は見られませんでしたが、
今回は李宗師、香港楽茶軒の葉榮枝老師、マレーシア慧蕭娟老師の
工夫茶点前の披露や討論会もあったりと、
益々充実した茶博覧会でした。

1000店舗を超す出店があり、
多すぎるお店の中から気に入ったものを見付けるのは大変ですが、
今回の戦利品のひとつ。
何に使う茶道具か分かる人は中国茶上級者(笑)!?


手に入った美味しいお茶は、来年のクラスで楽しみましょう。

来年の深圳での茶産業博覧会は7月1-4日、12月16-19日です。


The 10th International TEA EXPO at Shenzhen

2015-07-06 | Tea Expo
深圳で開催された第10回中国国際茶産業博覧会に今年も参加してきました。
第9回→☆、第8回→☆とはまた違った趣向を凝らした内容となっていて毎回新しい発見があり、
各地からお茶愛好家が集う博覧会です。

今回の茶博覧会のメインイベントにもなっていた「茶空間設計」。
留香茶藝の李自強老師が審査員長をされ、
お茶、茶席だけに限らず、お茶を頂く空間デザインに至るまでをも競うコンテストが開催されました。
審査員の方々も建築家やインテリアデザイナーなど様々な方々がいらっしゃいました。
エントリーしているお店は、お茶やさんや茶空間を専門にデザインしているお店も多く、
お茶に限らず、昨今の中国の文化の目覚ましい発展には目を見張るものがあり、
大変興味深い内容のイベントでした。

コンテストに参加の茶空間を李老師と訪れると、
どの空間でもおもてなし下さり、
それぞれ違った茶空間に実際に座ってお茶を楽しむことができました。
また淹れて下さるお茶がどれもとても美味しかったのが印象的です。

コンテストに参加していないお店も趣向を凝らしたお店が多く、
私が今回一番惹かれた空間はこちら。



南国のリゾートをも感じるこの空間で飲むお茶は、
どのような味わいを楽しむことができるのだろう。


次回の深圳での開催は12月18日-21日です。
香港、深圳在住の方はぜひ足を運んでみて下さい。


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The 9th TEA EXPO in Shenzhen

2014-12-22 | Tea Expo
7月に続き、更に大規模なお茶の博覧会が深圳で開催されました。
今回も数えきれないほどの茶葉や茶器のお店が出店されていて、
数々のイベントが盛りだくさんの4日間でした。

留香茶藝の李宗師が審査員をされていた茶席設計のコンテストの審査に同席させていただき、
工夫を凝らした様々な茶席を拝見いたしました。

優勝した茶席は、昔豆腐を作るのに使われていた台をテーブルにした、
計算されているけれど嫌みのない、味わいのある茶席でした。




華やかな茶芸師のコンテストでは、
広い舞台で華麗な舞を振る舞う方や、
生け花で花を活けてからお茶を淹れる方など、
見せる茶芸のコンテストでした。
それでもやはり、お茶を丁寧に、合理的に、美しい表情で淹れられた方が
魅力的だったように思います。




盛大なお茶の祭典で、今回も得るものが多くありました。
品質の良い美味しいお茶を扱っているお茶屋さんも出店されていましたので、
来年の開催時にはぜひ足を運ばれてみてください。


我がコレクションには鳥の絵の茶缶が仲間入り。
何茶を熟成させようかな。


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TEA EXPO in Shenzhen,China 2014

2014-07-12 | Tea Expo
香港から初めてのブログアップです。

香港でのお茶との出会いは、
雲呑麺の美味しいお店で出された衝撃的に美味しくないお茶に始まり(笑)、
朝の飲茶で相席になった香港人のおじさんが、
マイティーを持ち込んでマイ飄逸杯で美味しそうに飲んでいる日常風景。
どこの中華に行っても必ず何茶にする?と聞かれ、
まごまごしていると勝手にジャスミン茶を持ってこられてしまうことを学習(笑)。

美味しい美味しくないは別にして、
改めて”お茶”が密接に食文化と関わりのある土地に来たなーと実感。
ゆっくりこの地でのお茶文化を探っていきたいと思います。


先週は香港から1時間半ほどの深圳にて、
大規模なお茶の博覧会が開催されました。

シンガポールからは留香茶藝の李自強老師が招かれ、
茶藝師コンテストの審査官や国際茶器討論でのお話、茶席の講座など連日ご活躍でした。
初日の国際茶席表演では李老師のお話と共に、
私が工夫茶のお点前を披露させていただきました。



この茶席の会場の設えは、
宋の時代の文人のお茶の遊戯をイメージし、
私の淹れたお茶の茶杯を流れる水に浮かべて、
自分の前に流れ着いたお茶をいただくという風流な設えとなっていました。
大陸の各地からいらした皆さんが、お茶を楽しまれながら
熱心に耳を傾けていらしたのが印象的でした。




この博覧会は本当に規模が大きくて、
茶葉のお店と茶器のお店が500店ほど出店されていて、
全てをじっくりと見るのは大変。



お茶は普洱茶、黒茶が半分を占めていて、相変わらず人気の高さが伺えました。
団茶販売だけではなく、千両茶の解体、餅茶の丸い形にする実演など
あちらこちらで盛りだくさんの演出がありました。




美味しそうな烏龍茶を探したのですが目につくのはやはり大紅袍、金駿眉。
帰りの電車で、立派な箱に入った金駿眉をいくつも抱えている方をよく見かけました。

有名ではなくていいので、安全で安心に飲める美味しいお茶を飲みたいものです。

流行りの青い鉄観音もありましたが値段の割には美味しくなく。
どのお茶も値段が高く、お茶の値上がりをひしひしと感じました。


李老師の知り合いの単欉専門のお茶屋さんでお茶を淹れていただきました。
老木で作られた古樹単欉は渋みが少なく飲みやすい味わい、
陳年単欉はブランデーのようにまろやかな深みが加わった味わい深いお茶に、
小葉種で作られたという単欉は文山包種のように緑茶に近い軽やかな味に仕上がったお茶。
どれもそれぞれ特徴がて出ていて美味しく頂きました。
何より感じたのが、当然なのですが単欉の淹れ方が上手。
そのお茶の特徴を良く理解した淹れ方をされていました。


今回の茶芸師コンテストの審査官でもあった4名の老師、
香港の葉榮枝老師、台湾の呂禮臻老師、シンガポールの李自強老師、マレーシアの慧蕭娟老師。
この4人は仲良しで、4人が監制という珍しい普洱茶をこの度販売。
4つの国に保存し、各土地での味の変化の違いを楽しむそうです。



4名の有名な老師の監制とあってか、
この度販売の400枚ほどのこのお茶は完売。
李老師のこの度販売したオリジナルの茶器も完売と、
中国の方の購買力の高さに圧倒されました。


ついつい長くなってしまいました。
内容の濃い4日間で書くこと尽きませんー(笑)。


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