星槎教育研究所ブログ★相談員の部屋

みんなちがって、みんないい。一人ひとりの宝物を見つけながら。

「Мyハンコ」をつくるでござる

2007-06-15 10:37:29 | フリースクール 実験
星槎教育研究所研究員のです。

研究所に通ってくる5人の生徒たち+で、4月の一番初めの授業で「Мyハンコ」をつくりました。


彫るのムズカしぃ~

はじめは慎重にそうっと彫っていたのですが、そのうち大胆なスカッ
「うぉー」「あれっ」「あっー」と声をあげつつ完成した「Мyハンコ」・・・
文字から滑った線がいくつか入ったけど、それはそれ、味わいのあるハンコができました。

ハンコをつくりながらおしゃべり
「どんなデザインにする?」「あ、それいいね」
そして自分のこともぼそぼそと・・・「トマトがきらい」から「子どものころのはなし」まで
作業をしながら自然とお互いのことを知ることができる、あたたかな時間を一緒にすごしました。

生徒たちは「アーカイブ」という名のレポートを提出します。そのときに、自分のレポートを証明するものとして「Мyハンコ」を押すのです。
「Мyレポート」であることを証明する「Мyハンコ」
自分の力で作成したレポートに誇りをもって、財産にしてほしいと思っています。

ところで
わたしたち「Мyハンコ」をつくるにあたって、印鑑の歴史を調べました。
とっても重要な知識をお知らせします

日本人とハンコは切っても切り離せないほどの深い仲
印がはじめて用いられたのは、紀元前5000年ごろのメソポタミアです。日本では、奈良時代から印があります。印の「聖なる力」で財産を守るために用いられてました。
・・・印は、もともと強い護符作用が期待されていたということです。
これは、現代日本の印の使用にも通じています。文書に印を押すということは、印を押した本人が、文書を認めたしるしとしての護符を押し、文書を守り続けるという意味で使用しているんですね。
そして、これは知ってほしい
「捨印」
は結構気に留めずに押してました。
でも、この捨印は訂正印とのこと。
つまり、捨印を押すということは、文書の内容が改変されても文書の内容を認め守りますという、白紙委任状を渡すのと一緒なんです
びっくりしました~


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