紺青小鉢

ミニマムな和の空間で、日本の伝統文化を再発見

あの鮭

2012年05月16日 | 美術館・博物館
この切身はムニエルで...と考えてしまうほど妙にリアルに描かれた鮭。美術教科書や切手のデザインに採用された『鮭』を描いた幕末明治の画家、高橋由一の大回顧展が、東京藝術大学美術館で開催されています。
『博物館魚譜』という作品。これは墨や顔料で描いた鮮魚のイラストですが、これがまた写実的に描かれています(どじょうが良い)。高橋由一というと『鮭』しか思い浮かばなかったのですが、人物画や風景画、静物画など何気に見所が多いです。風景画はどれも構図がすばらしい...『江ノ島図』は自分好み。
『鮭』と並んで『鮭図』という作品も展示されていました。木版に油彩で鮭を描いたもので、これもまた超リアル。
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