紺青小鉢

ミニマムな和の空間で、日本の伝統文化を再発見

空海と密教美術展

2011年08月11日 | 美術館・博物館
駅構内の美術館チケット売場には長蛇の列。これ全部来ませんように...と祈りながら、足早に国立博物館へ向かいます。大騒ぎの家族連れは、そのほとんどが科学博物館の恐竜博に行くようです。
それでも空海と密教美術展が開催されている平成館は、10時前だというのにけっこうな混み具合です。まずは弘法大師行状絵詞から見てまわりますが、あまりの人の多さにどんどんすっ飛ばし気味になるのが残念...。国宝の経典や密教法具、曼荼羅のまわりに群がる老◯男女。会場内は駅弁大会の会場とさほど変わりないような乱れっぷりです。
第2会場では金剛峯寺の大日如来がお出迎え。平安時代の彩色が残る東寺の胎蔵界曼荼羅図は、単眼鏡でじっくり見たいもの。東寺講堂の立体曼荼羅の世界を表現したフロアに佇む持国天立像。この迫力はすばらしい...。ちなみに東寺には大昔に行ったことはありますが、東寺講堂にはたしか入ってませんので(何しに行ったのだか)、今回はじめて東寺の帝釈天や梵天、持国天などを拝見しました。こんな間近で見ることができる展示は良いですねえ。でもフロア内は暗すぎかもしれません。
この展覧会では仏像フィギュアが販売されているのですが、予想以上に小さくて高ッ!! 絵はがきも光沢がちょっと...なので、今回は何もありませんでした。また来月に行くつもりではありますが。
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