【雪の女王~「梨」 の原木】
「あれ、美しいわね。 あの土手からはみ出している 真っ白なレースのような木 を見て、 小父さん、何を思って?」 少女は尋ねた。 (中略) 「あら、花嫁よ、無論 ―― 何から何まで真っ白な着物を着て、 素晴らしい、霞のような ヴェールを付けた花嫁だわ」 【「赤毛のアン」 第2章】 |
太陽と共に迎えた朝。こんな朝は本当に気分が良いですね。
ただ朝の気温は、今日も真冬並みです。
そう言えば、昨夜は真丸のお月様が美しくて。
丁度、明日が満月なのですね。
ところで先日も記事にしたばかりですが、
今年はやけに沈丁花の香りが鼻孔をくすぐります。
それは窓の開閉時にも。
“お向かいの沈丁花がこんな所にまで・・?”
不思議に思っていましたら、何とお隣にも。
それと言うのも、ちょっと前になりますが、
長年の定位置を保って来た座る場所を
僅か90度なのですが、移動したのです。
植木の向こうには、これも大きな大きな沈丁花が。
「たかが90度、されど90度」。
でも、それだけで視界は全く変わりますね。
ただこれまで安住していた場所を離れるのは、
僅か90度とは言え、落ち着かない気分になります。
その証拠に何かの拍子に錯覚を覚える事もありますから。
さて、東京では桜は既に花吹雪のようですが、
こちらは桜の満開にはもう少し。
一番良く咲いている所でも二分咲き、三分咲き・・くらいでしょうか。
そんな今日、リラ版 「雪の女王」、
実際には 「梨の原木」 が、華麗に咲いていました。大木です。
白い花ですから青空が似合うのですが、
残念ながら今日は白い空。太陽は出ているのですが・・。
もう一度機会があれば青空を背景に撮りたいのですが、どうなのでしょう。
ただ、これまで撮る時間が悪くて、
青空を背景に撮った事は一度もありません。
午後になりますと、青空でも光に反射して白っぽくなってしまって。
青空で午前中が良いのですが、なかなか・・です。
そうそう、今日のタイトル。
梨の花の事を 「楊貴妃の涙」 と言うのだそうですね。
それにしてはこの梨の原木は、豪快な涙ですね。
果物の梨の花は今は蕾。尤も、チラホラ咲いているのもありますけれど。
その大木の下には姫踊り子草が咲いていました。
【「姫踊り子草(ヒメオドリコソウ)」】