【まるで花簪(かんざし)~「ヒマラヤ雪の下」】
「ねえ、ギルバート、 物事を心配するのはやめましょうね。 恐ろしい苦役ですもの。 大胆に、冒険的に、 期待に満ちる事にしましょう。 例え、人生が山ほどの苦労や、腸チブスや、 双子をもたらすとしても、人生と、 人生があたしたちにもたらすもの全てに、 踊りながら立ち向かいましょう? 【「アンの幸福」 第2年目】 |
昨日の春らしい穏やかな空から一転して今日は曇り空。
こんな空の時・・必ず使う言葉は真珠色。
でも曇り空だから目立ちませんが、今日は黄砂に覆われるとの事。
真珠色なんて素敵な言葉は、使いたくありません。
「明日は雨が降る事もありますが、
その雨に砂が混じっているかも知れません」
~何気なく聞いていた気象予報士の声。
「エッ!?」 とばかりに顔を上げるも、
あくまでも笑顔で何事もないかの如く、サラリと。
尤も、当然の事ですけれど。
とは言え、この黄砂にはPM2.5を初め、
余計な不純物もしっかりと付着している事でしょう。
あら、アラ・・・。世の中、
心配したらきりがありませんね。
今日の アン の言葉通りです。
踊りながら立ち向かわなくてはね。
それにしてもこの言葉、
気に入りました。
何だか、どんな事でも
笑顔で立ち向かえそうですもの。
こんな中ですが、一たび
庭の植物に目を遣りますと・・。
日本水仙(白)より
ちょっと遅れて金色の
ラッパ水仙が咲けば、ヒヤシンス、
チオノドクサ(雪の栄光)も。
今、続々と春の花が膨らみ始め、
彩りを増しています。
そうそう、小さなピンクの花弁が
集まって、こんもりしている 「ヒマラヤ雪の下」。
まるで花簪(かんざし)のよう。
アンなら、さっと採って髪などに付けるのでしょうね。
そう言えば、アウンサン・スーチー女史も。
いつか支持者から貰った花束から一輪抜いて髪に付けた姿と重なります。
彼女も、イギリスに暮らしていましたものね。