その冬の 3月 は例えて言ったなら 小羊の中でも一番従順な、 優しい小羊のような具合に訪れて来て、 爽やかな黄金色の、 ひりひりする日々をもたらし、 その昼の後には凍るような ピンクの黄昏が続き、 やがて黄昏は妖精のような 月光の国へと消えてしまうのだった。 【「アンの愛情」 第27章】 |
朝の早い時間こそ晴れていましたが、
天気予報通り、その後は曇りとなりました。
ただ雨の降り出しは遅く、午後も3時を過ぎてから。
引き続き昨日の暖かさは持続。
今日も過ごし易い一日となっています。
『アンの世界』 と同じように
小羊の従順さで3月を迎えましたが、
その後の情景は少々違うようです。
さて、昨日の黒のレース、あれから8個の
モチーフを付け、本来のランプに掛けてみました。
しかしながら点灯時、
ランプに掛けるのは今日が最初で最後です。
火の点いている時は絶対に側を離れないように
しているとは言え、電灯や小さな蝋燭ならいざ知らず、
この灯油ランプは、かなり熱くなりますので。
とは言え、この黒のレースカバー、
本来の窓際の場所では光を透かし、
黒ならではのレースの繊細さを際立たせています。
何と言っても、粗と密のバランス&明暗のコントラストを
作る透かし模様が特徴の、レースならではのものですね。
装飾としてこれからは使用する事に致しましょう。
そして、窓際からそのままセピア色の部屋に。
こんなランプは、こちらの場所の方が似合うような気がして。
でも、思いとは裏腹に折角のレースが、くすんでしまって。
今日のように火を点けていれば、それでも少しは煌きますが、
火を消してしまえば・・。一目瞭然ですね。