【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

和に憩う時

2013-03-04 20:06:26 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編









二人は・・・3月 の夕暮時の
神秘と魔術の諸々もろもろを味わった。
たいそう静かな穏やかな夕暮で、
偉大な、清浄な、物思いに沈むが如き
沈黙に包まれていた ――
沈黙と言っても耳と同様、
心の耳を澄ませば聞き取る事の出来る、
小さな銀のような音が
あまた織り込められていた。                
                【「アンの愛情」 第27章】


   起床時こそ冷えましたが、雲一つない空は光たっぷり。
  日中は春の陽気となりました。

   春・・・何気なく記した 「春」 という文字。
  気が付けば季節は弥生。文字通り春ですものね。

   これからは時に寒さをぶり返しながら、
  本格的な春に移行して行くのでしょうね。






     さて、レース、レースの最近の私。
    昨日、雛祭りを終えたばかりという事もあって、
    今日は和でしっとり、落ち着きたくなりました。

     お雛様のカップを用意して。お香も焚きましょう。
    好物の 「かもめの玉子」 のお菓子も。およそ1週間振りですね。
    『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、開店です。

   そうそう、和で寛ぐ、そんな気持ちにさせたのは、
  何と言っても昨日久し振りに歌った、
  童謡 「嬉しい雛祭り」 でしょう。

   改めて歌ってみて・・。
  サトーハチローの詩にいたく感動。そして新鮮なのです。

   これまで、ただ何となく歌っていただけという代物。
  しかもせいぜい1番、2番だけですから仕方ありませんけれど。

   最後まで歌ってみて、ひしひしと感じる日本の情緒。
  昭和11年(1936年)の曲なのですね。(河村光陽作曲)

   そう言えば、去年の丁度今頃、熱中して読んでいた
  吉屋信子の世界を感じたものです。同時に漂う凛とした空気も。
  なぜでしょう、不思議です。