「あの人たちが 『世界漫遊』 をしている所を ―― ことにあの 肩掛け とあの 帽子 の姿で している所を想像出来て?」 「肩掛けと帽子はいざ漫遊に出掛ける という時取ってしまうと思うわ。 でも、あの編物だけは どこへ行こうと持って行くことよ。 何としても手離せないんですもの。 ウェストミンスター寺院だって、 編物をしながら歩き回るに違いないわ」 【「アンの愛情」 第10章】 |
この所の鬱憤を晴らすかのような雲1つない
晴れ渡った朝を迎えました。
今日は余す所なく、太陽はその光を放出しています。
その分、真冬並みの寒さとなりましたが・・。
さて少々、季節外れの感も
否めないではありませんが、
ピンクの肩掛けが出来上がりました。
ピンクは特別好きという訳では
ありませんが、糸を頂きましたので。
糸はイタリー製。
40番よりは、かなり細いです。
何分にもラベルがありませんので。
久し振りのモチーフ編み
ですが、1つ1つが小さいので、
手軽に始められます。
容易に華麗な美しさを
楽しめるのも魅力的ですね。
おまけに繋げる喜びも。
断片に過ぎないものが、
やがて1つの大きな面になる・・。
いつだってやめる事が
出来るのもある意味、気楽です。
そんな不純な? 動機で始めたものですが、
何とか編み上がりました。
それにしても、パッチワークと比べて思う事。
レースは散らかりません。大きく膨らんだ糸の束は、確実に減って行き・・。
一方、パッチワークなどの布。
使っても使ってもなくならず?
(寧ろ増えているようにも) 辺りは散乱。
貴族のレースと開拓民のパッチワークの違いとでも言いましょうか、
それぞれの特徴を端的に表していますね。
冬の今は、このレースからは毛糸ほどの暖かさは感じませんが、
優雅な気分になるのは毛糸の比ではありません。
装飾的な、アクセサリー気分で楽しむ事に致しましょう。