今では庭には枯葉と霜枯れの 草の茎しかありません。 レベッカ・デューが優秀な薔薇に、 藁とじゃがいも袋の囲いをしてやりましたので、 夕明りの中でそれがまるで杖にすがった せむしの老人の群れのように見えます。 【「アンの幸福」 最初の1年4.】 |
【青い空を背景に咲く薔薇】
こんな優しい空を仰いだ今朝。
冬日和が続きます。
朝は相変わらずの寒さですが、
昨日、今日と日中は、
幾分寒気も緩み、ぽかぽか。
尤も日溜りに限りますが・・。
今日の空は淡~い青。
ス~ッと消え入りそうな白い、
細い雲が棚引いています。
こんな空の下(もと)、
蕾を堅く覆っていたガクが開き、
この状態になって、
もう何日でしょう。
初めて確認したのは
先月ですから、かなり長い期間、
こうしてここに佇んでいます。
他の植物よりもひと際背丈を
伸ばし、ピンと背筋を伸ばした
薔薇は、遠目にも凛としていて。
その姿は、まるで美のアンテナを
張り巡らせているかのようです。
そう言えば、毎年この時期になりますと、
薔薇の開花に一喜一憂する私でしたね。
目まぐるしく早いテンポの生活・・
合理性が追求される生活だからこそ、
じっと佇む薔薇の蕾に、余計に興味をそそられるのかも知れません。
とは言え、紅い薔薇以外は若干遅いながらも開花するのですが・・。
でもやはり、花持ちはすこぶる長いですけれど。
じっと見ているだけで心が和みます。