【黒には赤が似合いますね】
ミス・マープルは黒いレースのミトンをはめ、 肩には古めかしい レースの肩掛け をかけ、 白い髪を高く結い上げた上に、 レースの髪飾り を載せていた。 【A・クリスティー作 「青いゼラニウム」】 |
未明に降り出した雨は朝にはやんでいました。
暖かい朝。しかしながら午前中は不安定な空。
すぐやむのですが、ザ~ッと降る雨と太陽が同居状態。
午後から寒くなるような事を言っていましたが、
それほどでもありません。
ところで今朝も紅葉(もみじ)の落葉の華。
それでも一時ほどではなくなりました。残りも後僅か。
そうなればなったで、寂しく思う気持ちも募り・・。
これが完全に散ると、いよいよ本格的な冬に突入。
これこそ、アン の言う、
“夏が終わり、秋も去った・・・” という心境です。
この何気ない単純な言葉の中に籠(こも)る、
言い表せないほどの深い感情。最近、やっと理解出来るようになりました。
さて、レースの魅力と言えば、何と言っても白でしょう。
しかしながら ミス・マープル ではありませんが、
その対極にある黒いレースに今、ハマッています。
今日は少々、物騒なタイトルですが、
いいえ、クリスティー張り・・という事に致しましょう。
今回、又々、以前の 【レースの肩掛けマント】 をランプに掛けてみました。
尤も、正確にはランプではなく、ランプを解体したものですけれど。
それこそ、何に使うか、どう使うかは自由ですものね。
そんな風に発想の転換をしてから箪笥の肥やしも、
少しは減って来たような気がします。