・・・寒さが身に沁みる夕べには 母は炉格子の焚きつけにマッチを擦り、 スーザンは夕食に焼き馬鈴薯を添えた。 そのような晩には 大きな 暖炉 が一家の中心となり、 夕食後その周りに集まる時が 1日のうちで最も楽しい時であった。 【「炉辺荘のアン」 第29章】 |
【燃える空】
朝の空から
目が離せなくなりました。
「移り目の刹那」 と
言ったのは三島由紀夫
ですが、ちょっと目を
離せば、つい今しがた
見た空とはガラリと変わって。
朝の慌ただしい時間に、
二階まで階段を上ったり
降りたり忙しいこと!
今日は昨日以上の日光の出し惜しみをしている太陽です。
そのせいか随分、寒く感じられ、今日は暖房を点けっ放しです。
こんな時 『アンの世界』 なら、暖炉中心に
団欒(だんらん)の輪が広がるのでしょうね。
さて、12月となれば年賀状ですね。
このシーズンになりますと毎年のように、
1年間、ほとんど文字を書かなかった事を後悔する日々。
でも今年は、ほんの少しだけですが、
解消したかも知れません。頂き物のお礼状は必ず葉書か手紙で。
又、友人、知人宅を訪問する時は、一筆箋を必ず持参。
それを心掛けた1年でした。
たったそれだけの事ですが、
筆を持つ事に、いつもの違和感がなくなったような気がしますから。
折角の日本の文化、大切にしたいですね。