ド・ラ・ロシュ伯爵は 香草の入ったオムレツ と ベアルン地方風のステーキに ラム酒入りサラヴァンという昼食を 済ませたところだった。 上品な手つきでナプキンを使って 黒い美しい口髭を拭うと、 伯爵は食卓から立ち上がった。 そして別荘のサロンの中を通り抜けながら、 辺りに何気なく置かれている 由緒ある品々を満足げに見やった。 【A・クリスティー作 「ブルートレイン殺人事件」】 |
【紫色の朝顔 「薩摩の紫(ゆかり)」】
今日は朝から雨降りとなりました。
尤も、降ったりやんだり。
瞬間は、日射しも。
それにしても昨日は1日中、
エアコンのお世話に。
今日は昨日に比べれば
ましですが、少々、
蒸し暑くなっています。
そしてこちらは、もう一つの朝顔、
紫色の 「薩摩の紫(ゆかり)」。
今年初めての写真掲載ですが、
青色の朝顔も日中には
紫色からやがてピンクに
なりますから、すっかり勘違い。
早朝からこの色でしたのに。
何だか申し訳ない気持ちで
一杯です。
さて雨、薄暗い室内、
キャンドルとなりますと・・。
既に私の中では英国。
と言いますか、エッグマフィンを
作りましたので、無理矢理にも
「クリスティーの館」 に直行です。
そうそう、急遽(きゅうきょ)、
香草入りオムレツ も
作りました。
マフィンと香草入りオムレツ
だけで 「クリスティーの館」
とは大層、大袈裟ですが、
そこはご愛敬で。
香草として、ローズマリーを
散らして。中の具にはゴーヤを。
しかしながら、これでは
(マフィンに1個、オムレツに2個)
卵大量摂取となりますね。
さて、さて。
今日も 「想像の余地」 にどっぷり浸かっている私ですが、
実は、上記のド・ラ・ロシュ伯爵は偽伯爵。
由緒ある品々は伯爵の演技を引き立てるための、
なくてはならない小道具だとか。
彼も又、「想像の余地」 に遊んでいたのかも・・~なんて。
そう言えば最近、友達になった、ご近所の方との会話。
「あら、今からお出掛け・・?」
バッチリお化粧して、アクセサリーも決めている彼女。
「ううん、自分で色々楽しんでいるの。
又、午後から着替えるわ」
「そうよね~。楽しまなければ損よね~!」
そんなこんなで。今日は私も 【例】 のフリルのブラウスにフリルのスカートで。
因みに今の気分は・・・1900年代初頭? です。