【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

街角の温もり

2012-09-02 17:23:18 | ちょっとアンティーク



【上 : 美々卯 ・ 乗鞍観光ホテル ・ 乃木温泉ホテル(栃木) 
下 : 三浦綾子の小説に登場する、天金 ・ 北海ホテル】


アンは、人生が希望と幻の薔薇色の霧を
通してのみ眺められ、永遠に去って帰らぬ、
名状しがたいあるものが存在していた。
あの懐かしい楽しい月日に戻りたくて
たまらないと、胸の中で考えた。
それは今はどこに行ってしまったのか ――
あの輝き、あの夢は?
「かくてこの世は移り行く」 ・・・・・                 
                 【「アンの愛情」 第29章】




【起床時の空】


   青い空に小さく千切れた雲。秋らしいこんな空で明けました。
  9月も2日目。9月の声を聞き、朝晩は随分、涼しくなりました。

   とは言っても日中は、かなり暑くなりますが・・。
  ただ今日は先程、午後2時頃だったでしょうか、
  いきなり雨。それも本当に突然。

   珍しい事に雷は伴っていません。
  30分程度でやみましたが、気温は2度ばかり低下。
  有り難い天然の打ち水です。

   さて今日の写真。ご覧の通り、マッチです。
  以前は、街角の喫茶店や食堂(敢えて・・レストランではありません)
  の灰皿に必ず置いてありましたね。

   振り返れば、学生時代から集めていたマッチ。
  そのマッチが欲しくて喫茶店をハシゴした事もありましたっけ。
  それも今では懐かしい思い出です。

   今日は、数あるマッチの中から、手描きっぽい物を並べてみました。
  旅先の観光地の写真が印刷してある物があれば、
  文字に工夫があったり。中には歪(いびつ)な物もありますけれど。

   マッチ箱という限られた、小さな空間に広がる世界。
  今見れば、何気ないデザインも、とても新鮮に思えます。

   残念ながら最近は、街の喫茶店がめっきり減って来ましたね。
  おまけに灰皿にマッチは、すっかり過去の遺物と化しています。

   一方、喫茶店の “復活” という話題もチラホラ。
  画一的なカフェチェーン店には辟易(へきえき)している私、
  街の喫茶店を応援しています。