
【清楚に佇む香る 「マーガレット」】


【「ラベンダー」 ・ 「長実雛罌粟(ナガミヒナゲシ)」】

・・・冬中自分の時間はほとんど 1分もなかったアンは春の喜びを衣裳とし、 文字通り庭で明け暮れした。 (中略) 「あんたは自分の旦那様よりも庭の方を 大事にするのですね、アニー」 と、メアリー・マライアおばさんが非難した。 「あたしの庭は大変あたしに親切なんですもの」 と、アンは夢見るように返事をした・・・・・ 【「炉辺荘のアン」 第13章】 |


【薔薇色の背景の中でキラキラ~☆】


今日は太陽燦々。
しかも早朝に一雨来たようで、
その自然の成せる業に思わず
目を見張ったものです。
木々や草花の葉っぱには
キラキラと水滴が光り、
まるで宝石を散りばめたよう。
特に薔薇の葉っぱの周りには
ぐるりと煌(きらめ)いて。
それにしてもここでも薔薇。
水滴だって素敵なアクセサリー
にしてしまうのですから。
ただ、滲(にじ)んだように
なっているだけで、全く美を
感じない葉っぱもありますのに。
紫外線が気になる中で、
まるでアンの如く、
暇さえあれば庭に出ている私。
ちょっとだけ・・のつもりが、
ついつい長くなり、慌てる事もしばしば。
イケナイ、イケナイ、“ちょっとの油断が大きな後悔” ですね。

【嗤(わら)う薔薇】

【直径15センチにも膨らんだ薔薇】
さて、先日来からの薔薇が大きくその姿を変えれば、他の花も続々と続きます。
中でも紅い薔薇は直径15センチにもなり、大きく口を開けて大笑いしているよう。
「公爵夫人の薔薇」 も、時にこんな姿を見せるのですね。
つられて思わず笑みがこぼれます。と言ってもやはり優雅ですけれど。
その一方で、ひっそりと終わる花も。
その代表格は、「西洋十二単(セイヨウジュウニヒトエ)」 。
脱ぎ捨てた衣を今度は1枚ずつ、身に着けて行っているようにも。
下から上に少しずつ、少しずつ・・。瑠璃色の花が覆われます。
名前の通り、古式豊かな奥床しい花に思えます。
その対極にあるのがフリージア。宴の跡(食べ散らかした?)がそのまま残されていて。
さぞかし宴は楽しかったのだと・・信じましょう。
そうそう冒頭の写真。今、開花中のマーガレットです。
3ヶ所(うち1つは鉢)に植えたのですが、
日の当たり方によって少しずつ花色が違うようです。勿論、背丈も。
満開が今から楽しみです。