「見よ、冬は過ぎ、雨もやんですでに去り、 もろもろの花は地にあらわれ、 鳥の囀る時が来た」 (旧約聖書雅歌第2章11節) (中略) 「目は見るだけでは満足せず、 耳は効くだけでは満足しない」 すでにこんなに巧みに聖書の中で 何もかも表現されてしまっていては、 何か書こうとしても 無駄ではないかと思う事がある。 【「エミリーはのぼる」 第11章】 |
昨日とは打って変わって、 “朝から太陽” 燦々の1日の始まりとなりました。
ただ気温は、昨日以上の低さ。どうやら1日遅れの4月中旬の気候のようです。
動いていればそうでもありませんが、
じっとしていますと、もう1枚薄い上衣が必要な程。
そのせいでしょうか、今日は夕立の心配はないようです。
昨日などは、突然の夕立(雨と雷)で大変でしたから。
さて、昨日の薔薇に続き、
今度は菖蒲(アヤメ)が
咲きました。
薔薇が英国の花なら、
この菖蒲は伝統的な日本の花。
それも古式豊かな
「平安の紫」 を思います。
それは大好きな
瑠璃色でもありますものね。
スッとした立ち姿にも
やはり品格がありますね。
「いずれが菖蒲か杜若」
世阿弥の狂言 「杜若」 に
出て来る言葉のようですね。
良く似ている、
選択に迷うなどの意味。
菖蒲は花弁の基部に黄と紫の
虎斑(とらふ)があり、
杜若にはありませんので、容易に区別出来るかと思います。
花言葉は、これも嬉しい 「幸福は必ず来る」。信じる事に致しましょう。
最後に。今日も星野富弘氏の 「菖蒲」 の詩を。