【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

小さな花の競演

2012-05-07 18:05:08 | 香る庭の花綴り

【庭の野の花を土の花器に】



5月の23日が来た・・・時ならぬ 暑い日 で、
(中略)
「おお、先生、あの雲を見てご覧なさいな!」
アンは思わず、驚きの叫びを上げた。
北西の方から、アンが今まで見た事もない、
大きな雲のかたまりが急速に広がって来ていた。
真っ黒で巻き上がった縁の所だけ、
気味の悪い白色となっており、
晴れた青空を覆って行くその姿には、
言い知れぬ威嚇いかくをはらんでいた。
時折、稲妻がひらめき、続いて雷鳴がとどろいた。
雲は、低く、垂れ下り、
丘の森林地帯に届くかと思われた。
(中略)
一同が台所へ飛び込んだ時、恐ろしい雲が
太陽を隠し、世界は急に暗くなった。
同時に凄まじい雷鳴と、目も眩むばかりの
稲妻と共に、猛烈な勢いでひょうが降り出した。
荒れ狂う雷や雹の中から、裂けた木の枝が
ドサリと家にぶつかり、
硝子がガチャンと割れる音がした。                 
                 【「アンの青春」 第24章】


   連休明けの今日は昨日以上に寒い朝を迎えました。
  ~なんて、一体、いつの季節なのでしょう。

   今日は一応太陽は顔を出していますが、何となく不安定なようにも思えます。
  それにしても昨日の竜巻には肝を冷やしました。

   未だに昨年の津波という海からの恐怖が冷めやらぬ昨今。
  今度は空からなんて。

   繰り返し流されるその映像を見るにつけ、
  自然界に潜む恐怖をまざまざと思い知らされます。

   それに加え、今年は車関連の事故も多発していますものね。
  被害に遭われた方の御見舞、心より申し上げます。

   今日の引用文は紛れもなく 『アンの世界』 ですが、
  この描写は 竜巻 そのものですね。

   地震のみならず、この日本で竜巻なんて。
  想定外の事があまりにも多くなったように思います。



【ツリージャーマンダー】 ・ 【ローズゼラニウム】


【金魚草 「キンギョソウ」】


【酢漿草 「カタバミ」】

                              【鬼田平子 「オニタビラコ」】
   一方、一たび庭に目を遣れば・・。
  小さな小さな花が今盛りです。

   それは野の花ありハーブあり。
  酢漿草や鬼田平子は可愛いので
  抜きません。大切な花。

   これら小さな花は、
  そのつぶらな瞳を精一杯見開き、
  何かを必死に訴えかけているよう
  なのですもの。

   こんなにも愛らしい花・・
  つい身近に置きたくなりますね。

   花自体が素朴ですから
  無造作に土の花瓶に挿すだけで
  十分に素敵! 

   寧ろ凝らない方が自然!
  ~なんて1人、悦に入っています。

   小さな花ですが元気を貰い、
  同時に癒やされてもいます。

   そして酢漿草など三つ葉の葉の、
  「さ緑色」 も、とりわけ美しいですものね。

   そうそう金魚草。
  真冬にも咲いていましたが、
  やはり春の花ですね。背丈が、ぐんと伸びました。