【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

糸で綴るロマンティック

2012-05-06 16:10:16 | 私の手作り夢時間



【「卯の花」 & 「ラベンダー」 のポプリ】







眼は編物に伏せて睫毛まつげに覆われているが ――
その編棒の動かし方が ――
何となく、(ものおもい)の糸を1つ1つ
編棒に引っ掛けて綴っているようである。
譲二の美しい妻は、確かに東洋の女の
ともすれば持つ憂愁メランコリーの影を負うている。     
                【吉屋信子作 「安宅家の人々」】


   



   昨日の暑い位の五月晴れから一転、
  今日は不安定な天気になっています。

   と言っても午前中までの事ですが・・。
  午後からは、やっと安定。青空も。
  ただ肌寒さも覚え、上に1枚羽織る羽目に。

   思えば昨夕の雷を伴った、
  まさかの夕立からでしょうか。

   今に始まった訳ではありませんが、
  今年はこんなお天気ばかり続きます。

   でも、鶯(ウグイス)はお天気には関係ないようですね。
  朝からひっきりなしにその美しい声を聞かせてくれています。

   その声に包まれ、とびきり熱いお茶を頂く・・
  ほっと心和む瞬間です。

   さて、こんな日。だからこそ、目の覚めるような春色!
  ~と行きたい処ですが、先日のパッチワークに引き続き、
  期せずして秋色になってしまいました。

   せめてもの・・と春らしさは籐のバスケットで演出。
  実はこの糸、先日街に出た時、求めたものです。

   手染めの綿糸が格安で売り出されていましたから。
  尤も、後にも先にも1袋(6玉)きり。
  そんな理由(わけ)ありのようですが。

   早速、テーブルクロス? のつもりで編み始めたのですが、
  テーブルセンター位にしかならないかも知れません。

   1玉のグラム数は多いのですが、
  早くも糸が怪しくなって来ました。

   太い糸ですから早く大きくなる・・なんて、不精した報い。
  当然の事ながら糸を多く使う訳ですものね。

   おまけに綿の糸ですのに、ごわごわして毛糸みたい。
  糸は細い方が美しい事を改めて実感しています。

   レースの基本は白ですが、焦げ茶色は結構好きなのです。
  布クロスの上から掛けますと、ぐっとアンティークっぽくなりますもの。








【カモミールの原っぱ】


   



   ところで、こちらのカモミールは、
  昨日の写真です。どうやら野生化したもののようです。

   見渡せば、道路を挟んだ向かい側の畑に
  それらしきものが植えられていて。

   風か何かで飛んで来たのでしょうね。
  でも、こちらの原っぱの方が余程、
  居心地が良いと見えて、それこそ母屋を凌ぐ勢い。

   これだけ咲きますと、
  漂う甘い林檎の香りに咽(むせ)るほど。

   ここには1本の大きな木もあって、
  アウトドアキッチンに良い雰囲気。

   ただ、道路のすぐ側ですので人目が・・。
  なかなか理想通りには行きませんね。
  私の中では断然、「カモミールの丘」 なのですが。