【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

青い春の訪れ

2010-02-24 19:01:18 | 四季のスケッチ


   今朝の空は、もう鋭角的な
  冬の空ではありません。

   ちょっと霞みがかかり、
  穏やかな空。
  空は、ほんのり桜色です。

   気のせいか太陽もゆっくり登場。
  それもその筈、今日は昨日以上の
  暖かさとなりました。
  一気に春がやって来ました。

   そんな庭に今日、見つけたもの。
  青い花。
  そう、2種類の 「蔓日々草」 です。
  (葉っぱが斑入りとそうでないもの)

   別に植えた訳でもありませんのに、
  どこからかやって来ました。

   それに昨年末、外壁工事をして、
  道路側の 「蔦」 や 「蔓日々草」 は、
  あらかた抜いてしまいました。
  
   それなのに、凄い生命力です。
  しかしながら、まだ2月。まだまだ寒い日もあるでしょう。
  でも今日は春風が吹き、春の匂いがします。



   「ああ、母さん、今日は春のような匂いがするわ」 と、
  ナンは爽やかな湿った空気を気持ち良さそうに
  くんくん嗅ぎながら叫んだ。
   
   「母さん、春ってわくわくする季節ね!」
  その日、春は歩み出そうとしていた・・・・・
  歩き方を覚えかけた可愛い赤ん坊のように。
   冬模様の木々や野は緑の兆しを見せ始め、
  ジェムはまたもや初咲きのさんざしを持って来た。・・・・・

                                          【「炉辺荘のアン」 第22章】









   こちらは、お隣の梅の木。
  今日は、お庭の中に入れて頂き、写真を撮らせて頂きました。

   梅の事は昨日も記事にしましたが、白梅は青空に映えると殊の外、美しいですね。
  そして梅の別名のロマンティックなこと!
  
   「匂草」 「風待草」 「春告草」 等など・・。
  万葉の時代から人々に愛されて来ただけの事はありますね。

   「梅の花開ける岡べに
        家居せばともしくもあらず鶯の声」
  ~ 柿本人麿 

   「春されば先ず咲く宿の
     梅の花ひとり見つつや春の日暮さむ」
  ~ 山上憶良