【雛菊(デージー)】
普段よりちょっぴり遅く目覚めた、
ひら、ひらと風花の舞う朝。
それは今年一番の寒さに並ぶ、
寒い朝となりました。(9度)
そして風だけは、なぜか我家では
あまり感じる事などないのですが、
「ヒュ~ッ」 と音を立てています。
“風は本当に 「ヒュー~ッ」 と
言うんだ・・” なんて、他愛もない
事に妙に感心したりして。
それでも日射しがありますので、
日溜りは、
まさに “光の春” ですが・・。
ですから、どんなに寒くても
2月という季節は、春への希望の
階段を上っている気がして、
余計に好きなのかも知れません。
“まだ 2月です。・・・略・・・
でも、私はこう考え始めて
おります。「後、もう2、3週間で春になる。
それから又、何週間かすると夏になる ―― それからお休みになり ――
グリーン・ゲイブルズや ―― アヴォンリーの牧場に降り注ぐ金色の
日光や、夜明けには銀色になり、正午にはサファイア色になり、
日没には真紅に染まる湾や ――・・・略・・・」”
【「アンの幸福」 最初の1年 11.】
さて、冒頭の写真。言わずと知れた、「雛菊(デージー)」 です。
私は、この雛菊という日本的な名前が好き。
素朴で可愛らしくて、この花にぴったりのような気がします。
それはさて置き、なぜでしょう・・この冬は1輪ずつ春の花が咲きます。
この雛菊もその一つ。あどけないこの花を見る度、つい笑顔に。
この雛菊の事は 【以前】 にも記しましたが、
ヨーロッパなどでは、それこそ 「蒲公英(たんぽぽ)」 や、「クローバー」 のように、
そこら辺に咲いている草花のようですね。
この事からも・・昭和天皇も仰せられていた、
「“雑草” という名の草花はない・・」 という事が、実感出来ます。
ところで 「花の心」 の事。つい 先日 も記したばかりですね。
でも、それとは異なり、明らかに花が具体的な “効果” を持っていて、心にも効く・・。
「フラワー・レメディー」 などで、今では一般的にも知られる事となりました。
例えば、「スイトピー」。感情のぶれを元に戻す働きがあると言われています。
しかしながら、感情の起伏の激しい人が使うと効果的ですが、
全く問題ない人が使うと、感情がぶれてしまう事も・・。
尤も、これらは花の成分が濃縮された「レメディー」 ですから、
その効果も、そうでないものも、如実に表れるのでしょうね。
勿論、一般的な花にも、そのような “花の力 ”のある事は知られています。
ただ、花には “悪い力” もあるそうです。
「コスモス」 は、人をイライラさせ、
「シクラメン」 も実は、身内に葛藤を持ち込む花とか。
俄かに信じ難い事でもありますが、逆にそれが信憑性を感じさせます。
花の力を借りるには、ただ花を飾って置くだけではなく、
花と心を通わせるという意識がこちら側にもないと駄目なのでしょうね。
花を育てるにも心構えが必要という訳です。花も生き物なのですものね。