【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

碧い蕾の煌めき

2010-02-27 16:23:33 | ハーブと香り雑学

【朝は蕾~「蔓日々草」】


【やがて開花】


   昨日の雨は起床時には
  やんでいました。

   それにしてもよく降りました。
  朝の気温の方も17度。
  相変わらず暖かい朝です。

   日中も、昨日よりは若干気温、
  下がったでしょうか・・。
  それでも一時の寒さはありません。

   さてつい先日、青い花、
  「蔓日々草」 の花を 1輪見つけたばかりの私。

   雨上がりのピカピカした空気の今朝は、あっちにもこっちにも蕾を付けたそれに遭遇。
  はや、開花の順番待ち? の様相です。





   一気に暖かくなった事もあり、開花のスピードも増したのでしょうね。そして、そして・・。
  待ち焦がれた、憧れの花 「匂いすみれ」 も・・。もう嬉しくて。
  その下の花の蕾・・又々、植えた記憶のない花です。一体、何の花でしょう・・? 

   ところで、すみれに関してはこれまでも折に触れ、何度か記して来ました。
  日本のその語源は、その花が、
  大工道具の 「墨入れ」 に似ているからだと言われて来ました。
  
   しかし近年では “摘まれる” 花ですから 「つみれ」 → 「すみれ」 と、
  転化したのだという説が有力とか。人気の花だからこその所以ですね。

   さて、すみれ天国の日本。
  古くは 「万葉集」 や 「枕草子」 にも登場し、
  人々は春になると野に出て、すみれ摘みを楽しんだと言われています。

   
  「春の野に菫摘みにと来し吾ぞ
      野をなつかしみ一夜宿にける」
 ~ 山部赤人
   
   「春の水すみれつばなをぬらしゆく」 ~ 与謝蕪村 


   余談ながら、与謝野鉄幹の主宰する 『明星』 の人々は、星や菫を好み、
  星や菫によせて恋を歌う傾向がある、ロマンチストの一派で、
  星菫せいきん派」 と呼ばれていました。

   兎にも角にも世界中で愛されているこのすみれ。
  かのナポレオン が愛したのは有名ですし、
  マリー・アントワネット は、薔薇とすみれ、両方の香りを愛したと言われています。