【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

くぐもりの空間

2010-02-04 19:03:23 | ハーブと香り雑学


   「リ、リ、リ~ン・・・」
  けたたましく鳴る目覚まし時計。

   咄嗟(とっさ)にベルを止め、
  ほんの2、3分のつもりが30分・・・。

   大急ぎで支度をし、何とか事なきを
  得ましたが、思わぬ不覚。

   寒い冬は、
  これだからたまりませんね。

   尤も寒く感じた割には、
  11度でしたが・・。

   こんな日は、空を眺める余裕などありません。
  でも何とか日の出には間に合いました。くっきり、すっきりした冬空。
  今日も快晴、冬日和です。

   ところで、今日は 「立春」。暦の上では、もう春ですね。
  しかしながら・・「春は名のみ」 とは、よく言ったものですね。
  
   寒い1日となっています。でも寒いながらも、光は春。
  立春が 「光の春」 と言われる所以(ゆえん)ですね。

     さて今日は、ちょっぴり久し振り・・
    お香を取り出しました。今日は珈琲の香り。

     普段は、エッセンシャルオイルばかりの私
    ですが、2月の声を聞きますと、
    こんなお香が妙に懐かしくなります。

     香りの記憶とでも言うのでしょうか・・
    なぜか郷愁を誘われるのです。

     お香からス~ッと立ち昇る、
    一筋の煙も癒やしモード。
    蝋燭の焔同様、ゆらゆら揺れますものね。

     この “揺れる”、
    それだけで心に効くのだとか。

     こんな事を申しますと友人などは、
    「酔ってしまいそう・・」 ですって。

     蝋燭の焔やお香の煙で酔うかどうかは別として、
    そう言えば彼女、乗り物酔いありましたっけ・・。
     
     お香の煙や蝋燭の焔は、ゆったりして静かなクラシックが似合います。
    それこそ、先日の 【遠藤周作】 の本ではありませんが、
    『モーツァルトピアノ協奏曲第21番「第2楽章」』 なんて、ぴったりですね。

   そうそう、仄暗くなった黄昏の室内に、小さくなった蝋燭。
  その上からワイヤーで編んだ籠をかぶせます。

   蝋燭の揺れる光は、天井にも壁にも不思議な光景を作ります。居ながらにして幻想世界。
  心も身体もリラックス出来て、何より安上がりのリラクゼーションです。