こんな霧に覆われたような空で
明けました。幻想的な空。
純白のヴェールが、ふんわり・・
掛かったようでもありますね。
昨、宵の口には東の空に、
確かに真丸のお月様を見つけ、
“晴れて良かったわ・・” なんて、
思ったものですが・・。
起床時、路面が濡れていましたから
その後、雨が降ったのでしょう。
“・・・霧のような優雅な不思議なものではなく、
父の言う 『じめじめした、暗い、陰気な、雫の垂れる、
霧雨のようなもや』 であった。・・・” 【「炉辺荘のアン」 第19章】
今日も、いつの間にか雨が降っています。その雨は、昨日以上に冷たい雨。
となれば・・奇しくも ↑ の描写がぴったりの空となりました。
尤も、“霧雨のようなもや” ではなく、本当の霧雨になりましたが・・。
さて、今日から 2月。
生憎、雨での幕開けとなりましたが、2月の声を聞きますと、
春はもうすぐ・・という、わくわく感に胸、弾みます。
一時に比べますと、日脚も長くなり、日射しにも少なからず、
和らぎを感じるようになりました。
とは言え、今日のような天候では、(青い月ではなく)
やはり、オレンジの灯りが恋しくなります。となれば・・
『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、オープンと致しましょう。
今日のカップも、土物で。
大好きな 「萩焼」 です。
ピンクがかった、
柔らかい色合いの器。
それが焔を映し出し、
微妙に染まって行きます。
そんな中で、
喉に沁みる熱い珈琲の味は、
格別です。