一昨日とほぼ同じ空、
快晴で明けました。
そのせいもあって、
昨日よりは3度も低い朝(12度)と
なりました。
気温の上下降が、
大層激しい昨今です。
こんな時こそ、体調管理に
気を付けないといけませんね。
さて、今日は冬日和。
朝早い時間こそ、寒かったものの、日溜りは春さながら。
日中は、暖かくなりました。
こうなりますと・・久し振りに、「戸外と室内の優劣」 が、
私の中で俄かに、にょきにょきと? 顔を出して来ました。
となれば、散歩でも・・と思い立ったという訳です。
【すぐ下は、「名神高速道」】
さて、“春を探しに・・” なんて、
意気込んで外出したものの、
軽装で出掛けた事にちょっぴり後悔。
思いの外、風が冷たくて。
おまけに辺りは、まだまだ冬枯れ。
どこにも春はありません。
そんな時・・
「オオイヌノフグリ(星の瞳)」 に
今年初めて遭遇。
1度、見つけると、この花は、あちこちに。
まだまだ小さな春ですが、もうすぐそこに・・と、
近付く春の足音を、そこはかとなく感じさせてもくれます。
“・・・二人は遠くまで散歩に出掛けた。
静けさそのものが親しみを深く感じさせる 『恋人の小径』 や
『お化けの森』、小鬼の冬の踊りのように小雪が乱れ舞う丘、
すみれ色の影が濃く漂う古い果樹園、夕焼け空に映える森など。
囀り、歌う小鳥の影も見えず、小川のせせらぎも聞こえず、
お喋り屋のりすの姿もなかった。
しかし、時折風が奏でる調べが量の不足を質で埋め合わせていた。”
「見て美しいものや、
聞いて美しいものは、いつでも何かしらあるものね」
と、アンが言った。 【「アンの幸福」 第2年目6.】
そうですね、仰る通りです。
桜にしても花の咲いている季節の
華やかさ、麗しさ、・・。
それに、
勝るものはないかも知れません。
でも、全てのものを落とし去った
この潔さ、凛とした冬の佇まいも、
オブジェのようで絵になります。
そして後、何カ月もすれば、
花見客で溢れるでしょう。
アン ではありませんが、
私も、桜の樹の声を聞いたような
気がします。
そうそう、こちらは、
リラ版 「お化けの森」 です。
この 「お化けの森」 が、
ある事は、嬉しいのですが、
何分にも、鬱蒼としたこの森に、たった一人で入って行く気にはなりません。
勿論、ここで引き返した事は、申すまでもありません。