【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

冬の日溜り

2010-01-29 19:08:38 | 路傍の花~道草






   一昨日とほぼ同じ空、
  快晴で明けました。
  
   そのせいもあって、
  昨日よりは3度も低い朝(12度)と
  なりました。

   気温の上下降が、
  大層激しい昨今です。
  
   こんな時こそ、体調管理に
  気を付けないといけませんね。

   さて、今日は冬日和。
  朝早い時間こそ、寒かったものの、日溜りは春さながら。
  日中は、暖かくなりました。

   こうなりますと・・久し振りに、「戸外と室内の優劣」 が、
  私の中で俄かに、にょきにょきと? 顔を出して来ました。
  となれば、散歩でも・・と思い立ったという訳です。


【すぐ下は、「名神高速道」】

   さて、“春を探しに・・” なんて、
  意気込んで外出したものの、
  軽装で出掛けた事にちょっぴり後悔。

   思いの外、風が冷たくて。
  おまけに辺りは、まだまだ冬枯れ。
  どこにも春はありません。

   そんな時・・
  「オオイヌノフグリ(星の瞳)」 に
  今年初めて遭遇。

   1度、見つけると、この花は、あちこちに。
  まだまだ小さな春ですが、もうすぐそこに・・と、
  近付く春の足音を、そこはかとなく感じさせてもくれます。

   “・・・二人は遠くまで散歩に出掛けた。
  静けさそのものが親しみを深く感じさせる 『恋人の小径』 や
  『お化けの森』、小鬼の冬の踊りのように小雪が乱れ舞う丘、
  すみれ色の影が濃く漂う古い果樹園、夕焼け空に映える森など。
   さえずり、歌う小鳥の影も見えず、小川のせせらぎも聞こえず、
  お喋り屋のりすの姿もなかった。
  しかし、時折風が奏でる調べが量の不足を質で埋め合わせていた。”
   「見て美しいものや、
  聞いて美しいものは、いつでも何かしらあるものね」

  と、アンが言った。
                        【「アンの幸福」 第2年目6.】

   そうですね、仰る通りです。
  桜にしても花の咲いている季節の
  華やかさ、麗しさ、・・。
  
   それに、
  勝るものはないかも知れません。

   でも、全てのものを落とし去った
  この潔さ、凛とした冬の佇まいも、
  オブジェのようで絵になります。

   そして後、何カ月もすれば、
  花見客で溢れるでしょう。

   アン ではありませんが、
  私も、桜の樹の声を聞いたような
  気がします。

   そうそう、こちらは、
  リラ版 「お化けの森」 です。

   この 「お化けの森」 が、
  ある事は、嬉しいのですが、
  何分にも、鬱蒼としたこの森に、たった一人で入って行く気にはなりません。
  勿論、ここで引き返した事は、申すまでもありません。