【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

沈黙の華

2010-01-22 18:11:58 | ハーブと香り雑学




     今朝は一面、真珠色の空になりました。
    昨日の雨は、午後には上がりましたのに、
    なかなかスッキリとは行きません。

     もう恒例の? 起床時の気温は、12度。
    昨日の16度は例外にしても、この位でしたなら・・
    まずまずでしょう。17時 現在の PC 上の気温は 9度。

     当たり前で、いつも通りの冬の気温に、
    なぜかほっとしている私がいます。
    当たり前こその幸せを噛みしめなければ・・なんて。

     さて拙庭。
    俄(にわ)かに冬枯れの様相・・とは、先日来から記しています。

     今日のような曇りの日は、水墨画のように色彩がありません。
    昨日の 『アンの世界』 の記述よろしく、
    いつの間にか腰を曲げ、老婆と化してしまった 「カンナ」 や 「半夏生」。

   「半夏生」 に至っては、茶色になった茎が
  バタッと二つに折れて、地面に顔をこすりつけんばかり。

   そんな姿に、“もののあはれ” を感じてしまったり・・。
  カメラの試写・・とばかりに庭に出てみたものの、この有様。

   変わらないのは、もう既に写真を撮ってしまった、
  1輪だけ咲いている? 「ラベンダー」 と
  通称 「ハローエンジェル」 に、ピンクのゼラニウム。
  (もう一度、撮ってみました)

   あれはいつ頃でしたでしょう・・? 
  変わらぬ姿で、そこに佇んでいます。
  その中で、ひときわ目を惹くのが薄紫色の 「ラベンダー」 です。

   「ラベンダー」 と言えば、初夏の高原を渡る涼風に揺れる、
  青紫色の絨毯・・と言ったイメージですものね。
  それなのに何を思ったか、こうして1輪? だけ咲いてくれています。

   ところで、「ラベンダー」 の花言葉と言えば、
  「沈黙」、「私に答えて下さい」、「疑惑」。

   この言葉だけ見ますと・・ミステリアスで、
  サスペンス物にも使えそうですね。でも真相は、何の事はありません。

   「ラベンダー」 の香りを嗅ぐと気分が落ち着き、
  その鎮静作用からついつい無口になってしまうから・・なのだとか。
  そして、もう一つの 「疑惑」。

   例えば・・恋人(夫)に沈黙を守られたら、
  もしやという “疑惑” を抱きたくなるでしょうし、
  “私に答えて下さい” と言いたくなるに違いありません。

   「ラベンダー」 の香りもある意味、罪作り? ですね。
  でも花言葉なんて、意外にそんなものかも知れません。






   


   こちらは、秋に咲いた 「菊」 と 「犬蓼(イヌタデ)」 です。
  ドライフラワーにしてみました。硝子の花瓶に。(ボヘミアグラス)