【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

私だけの、とっておきの時間

2009-01-18 17:17:17 | ハーブと香り雑学


   朝起きて、まず最初の
  ワクワクする事と言いましたら・・。

   それは雨戸を開け、
  カーテンを開ける瞬間です。
  それは秘密の扉を開けるような・・。
  
   でも今朝は・・。
  早くも真珠色の空でした。

   やはり、ちょっとがっかりした
  気持ちは否めません。

   空だって機嫌の良い日もあれば、
  そうでない時もありますわよね。時には、涙を流したい時だって・・。

   それにしても、いつ頃から降り出したのでしょう。
  いつの間にか、霧のような雨が・・。冷たい雨になりました。

   でも、いいのです。
  こんな日は、パチパチ薪の燃える音を聞きながら、
  暖炉の前で、「アガサ・クリスティー」 でも読みましょう。
  いいえ、後、もう少しで読了の、『世に棲む日々』 を読まなければ。~なんて。



   “・・・部屋は炉の火でぼんやり、照らされているだけで、
  炉棚に匂っている薔薇の壺から仄かな香りが漂って来た。
   風が出て来て、軒の周りを声を立てながら吹きまくり、
  無数の嵐の精が入れてくれと叩いているように、
  雪がサラッ、サラッと窓に当たった。”


   偶々、私のブログ・・ “去年は一体、どんな事を書き込んでいるのかしら・・” と、
  読み返してみたものです。相も変わらず、暖炉の事ばかり。進歩がありませんね。

   残念ながら、こちらは雪ではなく、雨・・。
  燃えているのも、薪ではなく灯油です。音もなく、静かに・・。

   でも、お陰様で 「想像の余地」 だけは、たっぷりあります。
  窓を締め切った室内は、↑ の状況に、良く似ています。

   こうなると・・。いつものように蝋燭に火を灯し、お気に入りのカップに珈琲を淹れ・・。
  そうそう、いつも夢のように素敵な写真をお撮りになる、
  【KEN さん】 から頂いた、「魔法の林檎」 も忘れずに・・。
 
   準備は整いました。誰にも邪魔されない、自分だけの空間に浸ります。
  以前は、照明は明るければ・・なんて思っていた時期もありましたが、
  ランプや蝋燭の柔らかい灯りに慣れて来ると、もう病みつきです。

   光と影の微妙なコントラストや、焔のゆらめき・・。
  光の加減によって、キラリ と、宝石のように輝くものや、
  ボワ~ンとした、安らぎをもたらしてくれるもの・・。

   普段はそうでなくても、思わぬ存在感を示してくれたり・・。
  灯す度、新しい発見でワクワクしています。