【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

冬の月

2009-01-13 17:17:17 | 四季のスケッチ




 昨日の空から又々、一転して、
今日は、抜けるような青空になり
ました。360度、何もありません。

   


「外は、歌を歌いたくなる
ようなお天気で、鳥が
鳴いているっての。」

 【「くまのプーさん」より】

   



今日の、この空は・・。
昨夜のお月様からも十分、予想させられるものでもありました。
先日のお月様も美しかったけれど、昨日のお月様の美しかったこと!!



 息を呑む・・という事は、
こういう事なのでしょうね。

もう、とっくに雨戸を閉めた、
東の空に輝いていましたから、
サンダルをつっかけ、庭に・・。

思わず、「綺麗!」 なんて、
呟いていました。そんな時・・。

「今晩は!」 思いがけなく
暗闇から声が・・?

お隣のご主人でした。
私と同様に、庭に出ていらしたようです。
「月が綺麗ですね!」 「本当に・・。」 

寒空の下(もと)、まさかお隣のご主人と、あちらとこちらで・・
月のお話をするなんて、思いも依(よ)らない事でした。
そう言えば・・。昨年のお正月でしたっけ・・? 

庭に出て、「爽やか!」 って、言っていらしたような。
どうやら見かけとは違って? 
意外に、ロマンティックな方なのかも知れません。

   




“・・・樹木は昼間には見られない愉快そうな、
又脅かすような、姿を見せている。
垣根に沿って生えている去年の枯れあざみは、
妖魔の群れ である。
毛むくじゃらの古い黄樺は、森の神 だ。
いにしえの神々の足音が彼女の周りにこだました。
丘の原の節くれだった、木の切り株は、
笑いさざめく半人半羊、神々の一隊を引き連れ、
月光と影の中を笛を吹きながら縫って行く、
パン神 に違いない。そう思うと楽しかった。”
「人は信じなくなると、随分多くのものを失う事になる。」

                     【「エミリーはのぼる」 第10章】



 東の空と言えば・・。
あの紅葉と一緒に高く、高く、
そびえていた薔薇は丁度、東の庭。

お誂えむきの、「月夜の薔薇」 は、
その後、どうなっているのか・・
気になります。

ガクは開いているものの、
花びらは、しっかり閉じているという、
相変わらずの姿です。

でも、銀色の光を
背に受けて輝いていました。

開いていれば、申し分ないのですが、仕方ありませんね。
右上の写真は、昨日の黄昏の空です。薄い水色とピンクの優しい空・・。

一時に比べますとと随分、日が長くなっている事に気付きます。
夕方 5 時を過ぎても明るいのですから。