手嶋 龍一氏の著書。
外交ジャーナリストの手嶋氏らしい、日本・世界の政界に活躍する方々の話です。
本書は会員制総合情報誌「ファクタ」、「中央公論」「婦人公論」等に寄稿した記事を
元に大幅に加筆・修正されまた新たに書き起こされた頁で発刊されてをります。
なお、登場してくる人物たちのプロフィールは、2008年4月当時のものです。
なので、現在から見ると「過去の人」になつてゐる人たちや「こんな裏があつたのか」
など興味深い。
外交ジャーナリストといふのは、大使館員ら、外交官らとこんなに親密なものなのか・・・
(夕食会に招ばれたときの話で、「親密」と思つてしまふのだが)など感心したことも
ありました。
親密の裏には、「信頼」がありその信頼を元に「情報提供」があり、記事になるのか・・・と。
ジャーナリストの田勢氏の著書で「手嶋氏の情報網」が並々ならぬものだと知つた。
そして手嶋氏の著書に興味を覚え、拝読した。最初はドキュメントノベル。
次がこの「ドキュメント」である。 手嶋氏の著書の中にも歴史家や国際政治学者の
著書が紹介されてゐる。 大変興味深いので、順々に探して読んでいく予定である。
「エピローグ 月下美人 若泉 敬」 P305-319の内容は思ふところがあつた。
自分も知らなかつたが、若泉氏は沖縄返還交渉を行つた方なのである。
若泉氏は、終戦当時15歳。「本土決戦」を教えられてきたが、「本土決戦」を行なわづして
日本の敗戦が決まつた。
若泉氏のこの体験があり、1967年より沖縄返還交渉の密使として度々渡米し、返還を
実現させた中で、若泉氏は「硫黄島戦」「沖縄攻防戦」等で戦死していつた方々の犠牲の
上に現在の平和があること、それを忘れてゐる世の中に抗ふ気持ちが抑えきれなくなる。
そして、「国家機密」ともいふべき「沖縄返還交渉全貌」について「他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス」を発表するのである。
「エピローグ 月下美人 若泉 敬」 P305-319には、若泉氏の著書の一部と若泉氏が
手嶋氏に掛けて来た電話での言葉が記述されてゐる。
その若泉氏の言葉に、考えさせられた。 そしてその言葉に同感した。
若泉氏の著書を探して、読んでみやうと思つた。
外交ジャーナリストの手嶋氏らしい、日本・世界の政界に活躍する方々の話です。
本書は会員制総合情報誌「ファクタ」、「中央公論」「婦人公論」等に寄稿した記事を
元に大幅に加筆・修正されまた新たに書き起こされた頁で発刊されてをります。
なお、登場してくる人物たちのプロフィールは、2008年4月当時のものです。
なので、現在から見ると「過去の人」になつてゐる人たちや「こんな裏があつたのか」
など興味深い。
外交ジャーナリストといふのは、大使館員ら、外交官らとこんなに親密なものなのか・・・
(夕食会に招ばれたときの話で、「親密」と思つてしまふのだが)など感心したことも
ありました。
親密の裏には、「信頼」がありその信頼を元に「情報提供」があり、記事になるのか・・・と。
ジャーナリストの田勢氏の著書で「手嶋氏の情報網」が並々ならぬものだと知つた。
そして手嶋氏の著書に興味を覚え、拝読した。最初はドキュメントノベル。
次がこの「ドキュメント」である。 手嶋氏の著書の中にも歴史家や国際政治学者の
著書が紹介されてゐる。 大変興味深いので、順々に探して読んでいく予定である。
「エピローグ 月下美人 若泉 敬」 P305-319の内容は思ふところがあつた。
自分も知らなかつたが、若泉氏は沖縄返還交渉を行つた方なのである。
若泉氏は、終戦当時15歳。「本土決戦」を教えられてきたが、「本土決戦」を行なわづして
日本の敗戦が決まつた。
若泉氏のこの体験があり、1967年より沖縄返還交渉の密使として度々渡米し、返還を
実現させた中で、若泉氏は「硫黄島戦」「沖縄攻防戦」等で戦死していつた方々の犠牲の
上に現在の平和があること、それを忘れてゐる世の中に抗ふ気持ちが抑えきれなくなる。
そして、「国家機密」ともいふべき「沖縄返還交渉全貌」について「他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス」を発表するのである。
「エピローグ 月下美人 若泉 敬」 P305-319には、若泉氏の著書の一部と若泉氏が
手嶋氏に掛けて来た電話での言葉が記述されてゐる。
その若泉氏の言葉に、考えさせられた。 そしてその言葉に同感した。
若泉氏の著書を探して、読んでみやうと思つた。