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護憲派の語る「改憲」論

2009年03月03日 19時19分05秒 | 政治関連・評論・歴史・外交
読後感想・・・かなあ。 まんが原作者、大塚英志氏の著書。

興味津津で読んだんどすが。

感想、率直な。
・・  こん人、何が言いたかったんだろうか? 憲法改正・憲法の前文を自分たちで書こうという展開をひろげて中高生が書いた前文とか載っていたが。

憲法の何を変えたくて、変えたことによって今後の生活・政治をどうしたいのかが
全然わからない。まあ、提案書なのだろう、きっと。

勿論、同感することもあった。例えば、
「憲法を使うことで日本は変えられる」 いままで、憲法を使ってこなかったこと。公務員は全体の奉仕者である (憲法15条2項)
17条 「国および公共団体の賠償責任 」

ここなど年金問題はもろ的になるし、国民はこの17条を元に訴訟を起こすことが出来る。
それにしても、野党がこれを用いて社会保険庁が憲法違反だったといわないのはなぜなのか?

反面、ちょっと、理解できないところ、同意見といえないことも多々あったけど。
最終的に、何をどうしたいのかほんとわかりませんでした。ただ、「変える論議をするならよく考えて論議・結論を出そう」という提案書のように思ったが、この捉え方であとがきに代えてを読む限りいいように思える。

でも。
憲法の規定にどのような規定があるか、など個人が身近な生活で憲法が関わっていることを感じられるのはいいかも・・・って。

最後に、中高生の書いた前文があったけど。

素晴らしいなあと思ったのがあって。
中学2年ですが、いろいろな観点からの要項がまとまっていたものがありました。
選挙参加、平和、平等、自然とまとまっており文章も上手でした。

逆に差別だけに終始したものもあり、各人の環境他が文章に反映されているような気がした。

自分が書くとしたら、何を盛り込みたいか・・・ ここでその人の考えがよく出てくるような気がします。


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