真梨 幸子氏の作品。
真梨氏の作品はホラアとかブラツクな雰囲気の作品が多いが、この作品も例外ではない。ただ、この作品はこれまでとは違ふ、風刺的な雰囲気がある。
「更年期」とついてゐるやうに、「昔」少女だつた6人の物語である。
現在、ネツトのコミュニテイで様々な「同趣味」のサイトや集まりが出来てゐるが、本作品では「少女時代に虜になつた漫画」を愛する更年期少女のサアクルが取り上げられる。
6人がそれぞれ癖があり、家庭の事情ありと何かを抱えてサアクルに出てくる。
最初は「少し疲れる内容だな~、止めやうかな」と思ひながら読んでゐたが、中々、人それぞれこんなもんだよな・・・と思ひつつ読んだ。
殺人が絡んでくるのだが
謎が明かされた結末はよかつた・・・