読書おぶろぐ

読んだ本の感想を書いてます

いつまでも経済がわからない日本人 「借金大国」というウソに騙されるな

2011年04月05日 19時25分56秒 | 経済

三橋 貴明氏の著書。

三橋氏は1969年生まれ、作家・経済評論家であられる。東京都立大学(現首都大学)経済学部卒業、外資系IT企業などに勤務した後2005年に中小企業診断士となる。企業の財務分析に基づく提案型コンサルティングを推進するかたわら、国民経済計算、国際収支などの国家の経済指標に財務分析の手法を応用、各国の経済分析を行なふ。執筆活動や講演活動の他、経営診断、IT化支援など幅広く手がける方である。

まづ最初に

題名に「日本人」とあるが、これは「日本にはびこるマスゴミ、三流政治家もどき、財務官僚」であらう。堂々とさう書いては差し障りがあるので、一般的に「日本人」としたと思はれるが、要はそいつらがわかつてないので、未だに景気対策がきちんと出来てゐないのである

と言ふことがよくわかつた、と言ひたい。

実際、本書の言ふとおりであることと同時に、ここでも

マスゴミはゴミクズ

と認識した。三橋氏がほんたうのことを主張されながらマスゴミに登場しないのは、マスゴミが自分等の低レベルと無能と知識と学習心のなさがバレるからであらう。

次に

長年、と言ふほど長年ではないが「増税」と言ふ言葉が出てくるたびに「景気回復しないだろ、税金といふ支出が増えるとわかれば、必然的に財布の紐は締まるし、ますます物が売れずにキヤツシユフローと言ふものが悪くなるぞ。景気回復する気あるのかよ?」と思つてゐたのだが。

本書を読んで、あたくしの疑問が正しく、政府が間違つてゐることがよくわかつた。今も復興増税などとやつてゐるが、これこそ復興不況を引き起こすものであらう。自粛などせづに金を使ふやうに仕向け、カネの流れをつくり、物を消費することが復興費用を生み出すことを未だに政府官僚はわかつてをらづ、マスゴミも「経済評論家」なる単なる政府の回し者の言ふことしか採用しないらしい。

しかも、驚くことに、マスゴミとマスゴミが呼ぶ「経済評論家」なるものは比較対象の基本の基本すらもわかつてないことが判明した。

顕著な例は「日本の財政危機をギリシヤと同一視するな」(P62-P76)である。「日本の国債は誰が買っているのか」(P35-P40)にあるが、ギリシヤの国債はユウロといふ自国で為替介入の出来ない共通通貨であり、国債購入者の7割が外国人であつた。方や日本の国債は購入者がほとんど国内であり、日本円といふ自国通貨である。ここが、大きな違ひだと本書で説明してゐる。成程である。

それを、マスゴミはその違ひを無視しギリシヤが破綻したが日本の借金は・・・・などと不安を煽るのであるが、実際比較する対象の基礎が大きく違つてゐることについては触れてゐない。

そして公共事業にカネをかけるのが悪といふ主張がまかり通つてゐるが、これも過ちだと指摘されてゐる。

とどのつまりは、日本はデフレなのにやつてゐる対策がインフレ用なので正反対のことをやつてゐるのである・・・ (だからいつまで経つても景気回復しない)

さうかぁ、さうだよな~ と思ふ反面

財務省ッてのは、バカの集まりなの? 政治家と名乗る者が 無知なのはもふいひ、親の築いたものをそのまま受け取つてゐるのだから、アタマの程度はたかが知れる。しかし、曲がりなりにも名門大学を出て、国家公務員の一番難しい試験を合格した人たちが、マニュアルである経済書も読みこなせづ、実践に使へないと言ふことなのであらうか?(さうなのであらう)

ともかく

本書は長年の疑問を解消してくれました。オバカな政治家もどきは本書の「第4章 いま本当に必要な景気対策とは何か」を読んで勉強してください。

てか

あーたがたの今までの給金(97年橋本政権下での緊縮財政強行を実施した官僚以降)がムダなので、国民に返還してください。