岩瀬 達哉氏の著書。
「週刊現代」2001年5月19日号～9月1日号、2002年3月16日号～6月29日号の
連載に加筆・修正をしたもので2003年8月に刊行されてをります。
あたくしの理解では、岩瀬氏のこの記事が発端となり年金問題が表に出てきて大騒ぎ
になつたのではないか、と思ひます。
で、本を読みながら厚生労働省からの「ねんきん特別便」のことを思ひだしました。
そのときの、あたくしのおホザキがありますのでそれにコメントを加えて今回投稿することにも
ゐたしました。
岩瀬氏は本書の続編として「年金の悲劇 老後の安心はなぜ消えたか」も出版されてをり
（2004年刊行）こちらも後ほど読みたいと思ひます。
まづ、本書を読んでゐる最中から思ひ、ずつと思ひ続けた感想を述べたいと思ひます。
一言、
呆れましたし、疲れました・・・・・・ 何に？つて、厚生労働省年金官僚および社会保険庁職員の腐つた心根です。
ほんたうに、岩瀬氏には感謝と言ふか感動と言ふか、この取材力に驚嘆ゐたしましたし、資料の分析力その集中力にも驚嘆と言ひますか、感心です。
ここでまた、おホザキしますが、マスゴミは何なのでせうか？ 記者クラブなるものは厚労省および旧社会保険庁にもあつたはづですが、その「発表」をただ垂れ流しにして「年金不足！」の危機感を煽つただけで、誰も岩瀬氏のやうに厚生労働省の言ひ分が正しいかの検証もしてゐません。
岩瀬氏の記事が週刊現代に掲載され、国会で取り上げられてから初めて、「グリーンピア」や
「消えた年金」などバカのやうな大騒ぎをしたに過ぎない。しかも「消えた年金」と言ふのは間違ひで、「消された年金」とすべきなのに、ここでもマスゴミは厚生労働省の味方になつてゐる。
岩瀬氏はフリージャーナリストなので、記者クラブの記者会見に出席できなかつたはづであり、その分「発覚」が遅れたといふことは大変、世間に取つて損失であつた。
それを考えても、マスゴミのオバカ加減は許しがたいものがある。絶対に新聞は取りません。
で、本書の内容に戻りますが・・・・ 第一章から第七章までほとんどが「年金官僚がいかに自分たちの天下り先を作ることに終始し、国民が支払つた年金の掛け金をそこに費やすか」の手法が手を変え品を変え書かれてゐる・・・・
この凄さたるや、まぢめに仕事をしてゐるものには思ひつかないものもある。
そして、平気で堂々と憲法違反や財政法違反など法律違反もカマしてゐる。
・・・・・・ あの～
生きてゐるときに嘘を吐くと死んだら地獄に落ちて閻魔様に舌を抜かれると言ふけれど、
生きてゐるときから地獄に落ちてもらつて死んでも地獄に落ちてもらはないと割りに合ひません、こやつらの罪は。
兎に角、凄い。
「少子・高齢化で年金崩壊」のウソ（第1章）から始まり、国庫金から賄うべき「事務費」を掛け金で賄ひ高級車等を購入。
天下り先を確保すべく、ペーパーカンパニーを設立し自分らの取り分を作り出す。
とにかく、ここまでの「組織犯罪」となると人類史上歴史に残る「詐偽犯罪」だと思ふんですよね。
そして誤魔化しと言ふか、搾取行為はすべてサラリーマンが掛けてゐる「厚生年金」からなされてゐる。
年金には
厚生年金 － サラリーマン
国民年金 － 自営業中心
共済年金 － 公務員、議員
の3つがあるが、JRが国鉄から民営化する際に大赤字だつた「国鉄共済年金」を上記3つを融合して年金を見直したのではなく、厚生年金だけに加算して国鉄共済年金の大赤字分を厚生年金だけに負担させたのである。
この件だけでなく、不動産取得や箱物施設建設費用はすべて厚生年金の掛け金から支出されてをり、自分たちの年金の資金となる共済年金には手をつけないのである。
それだけでなく、お一人様80万円の世界旅行（ヨーロッパ中心）もあつた。「視察」の名がついたヨーロッパアルプス列車の旅のやうなお旅行が殆ど・・・しかも、「公用パスポート」ださうである。
更に驚いたのは「厚生年金受給者協会」なるものが存在し、会員（勿論何も知らない一般庶民）から会費を徴収し自分らの天下り財団の資金にしてゐたのである。
協会会員の特典には、「年金べんり手帳」なるものが支給されるらしい。そこには、天下りOB作詞の歌が記載「朝の目覚めは心地よく 伸ばせ手と足 耳と指 廻せ目玉と首と腰 ソラ」 （P213-214)
何がべんりなのであらう？
兎に角、呆れました。
そして、下記に記載のおホザキに出てくる「オンラインシステム」も厚生年金の掛け金から「福祉費（実際事務費）」として支出されてゐるものです。
結論：社会保険庁が「解体」されて名前が変つたが、中身が同ぢなら改善が無いのでは？
いつそのこと、国での年金取扱いは止めて外資含む民間にしろよ。保険と一緒にすれば、サアビス第一だからこんなオバカな事出来ないよ。
あたくしのおホザキ・・・・・・
2008年8月27日のおホザキです。 当時のおホザキですが、本書を読んで指摘したいことが下線です。
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ねんきん特別便とかいうのが、お会社経由でりゐべの元に届きました。
見ましたけど。
じゃあん！！ りゐべ流駄目だし！！！
1． んなのは税金で給料を貰っている社会保険庁職員の仕事だ、
お給金を払ってやっている国民様の手をわずらわせるな
2． 年金記録のお知らせ、年金加入記録回答票、記入例、返信用封筒が同封されているが！紙質が上等すぎる。んな無駄なことにわざわざ木材伐採の紙を使ったのか？
牛乳パックリサイクルのトイレットペーパーシングル並みで十分だ、ばか！！！
（ちなみにあたくしはダブルご愛用ざます）
↑この書類の費用も、厚生年金掛け金からだつたのか？
3．大臣の自筆サインを印刷しているが、不備をした職員の手書き（1枚1枚）の詫び状を同封すべきだろ？！
4．「ご家族の方などにも声をかけて下さい」（下線付） ・・・ はあ？ってかさあ！
「など」って誰？「など」って！！
元はと言えば、てめえら税金泥棒嘘つき民族に等しい職員の引き起こしたことだろ？
それを給料払ってやっている国民様の手をわずらわせておきながら、
「声をかけてください」 だぁ？ しかも、「ご家族の方など」って家族じゃない他人にも言えってか？
んなのは不備をした職員が一件一件回って声をかけろ、ばか！！ 交通費は自腹だ！！ざけんな。
5．あたくし、今唖然といたしましたわ・・・ 説明書の2． 「加入記録の確認の流れ ：
記録が変われば、将来、正しい年金額をお受け取りいただけることとなり、年金額が増える
可能性が高いので、十分にご確認ください」 （下線付）
なんですって？
「記録が変われば、将来、正しい年金額をお受け取りいただけることとなり、年金額が増える可能性が高い」
何を根拠におっしゃっているのか？
しかもしかも、あーた、国民様のお年金を無駄遣いしてきたのは誰でもない、社会保険庁ざます！！
「記録が変われば」ってお枕詞つけていらっしゃいますが、「記録」を改ざんするようなことをしてきたのは社会保険庁ざます！！
病人？
記憶喪失以前に、なんといいますか十分精神疾患の病名が命名されさうな書類の内容にあたくし、言葉がございませんことよ！
んまあ、よくまあ、んなことがほざけるざます。厚顔無恥とはこのことざますわ！！
どの世界に、んな自分らの図々しいがさつさと無能と怠慢ぶりを他人事のやうに言えるのがいるんざましょ！ 嘘つき民族以外にありえませんわ！！
↑本書によると、この大騒ぎになつた他に1ヶ月分カットされてゐた年金の支払いがあり700億の被害ださうです。（P228-）この1ヶ月分の未支給の分は1994年年金法改正（施行は1995年4月）に従つて厚労省が支払はなかつたミスから生じた。
1ヶ月の未支給の分を「なかつたこと」として何も対策を取つてゐないらしい。今回の年金の問題もきちんと今処理してゐるのか全く不信感いつぱいです。
6．「わからないことがあれば、「ねんきん特別便専用ダイヤル」Ｔｅｌ 0570-058-555にお問い合わせいただくか、（ここまで下線付）お近くの社会保険事務所または年金相談センターにお越しください。」 （1ページ）
裏を返して6ページ ： 「オンラインの稼働時間によっては、ご照会の回答を翌日以降にさせていただくことがありますので、ご了承ください」
はあ？
あたくしは再び、唖然といたしましたわ・・・
なんざますの、この図々しさは！！ 反省という日本語をご存知のないこの嘘つき民族同等の方々は恥も知らずになんという高飛車な！！
まず「お近くの」って、お近くの定義はなんざます？
社会保険事務所が徒歩10分以内ならそりゃお近くですわね！
でもね、お電車や山間部で車で何十分以上など「お近く」などではございませんことよ！そこへ「お越しください」ってだういう神経ざます？？？
てめえらが一件一件回るべきざます！！先にも申しましたが。勿論交通費は自腹ですわよ！
そんでもって、「オンラインの稼働時間によっては」ですって？ あのー、わざわざお越しいただいたお客様、しかもあーたらのお給料を払ってあげているお客様に、来た時間がオンラインが稼動してないから返答できないってどういうことですの？
オンラインなど24時間365日稼動すればいいざます！！！ こんなことを引き起こしたのですから費用は社会保険庁職員給与から天引きに決まっているざますわ！！
ついでに、受付時間 「月～金曜日 ： 午前9時～午後8時まで
第2土曜日：午前9時～午後5時まで」ってなんですの？
土日祝開庁に決まっているでせう！ 今回のことは、社会保険庁の不備により起きたのですから当然休みなど返上で無給で対処すべきことですわよね？
ほんたうに呆れ果てました。
↑このオンラインが、厚生年金掛け金から支出されてゐるらしい。それなのに、厚生年金受給者に迷惑をかけて、このおホザキ。