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危機管理宰相論

2010年06月07日 12時33分48秒 | 政治関連・評論・歴史・外交
 
佐々 淳行氏の著書。
平成7年(1995年)発行の本で、当時起きた阪神・淡路大震災および地下鉄サリン事件の時の社会党政権の対処の問題点、対応しきれなかつた日本の法整備の欠陥が書かれてゐる。
 
上記の事を踏まえたうえで、しかるべき法整備が15年経つた平成22年(2010年)、いかになされたのかまだそのままなのかはきちんと調べてゐないが。
 
15年前のままであれば、全官僚(特に厚生労働省、国土交通省、内閣府、警察庁、防衛省、
外務省、総務省、各地方自治)は国の危機管理に関して何も仕事をしてゐないし、あれだけの犠牲者を出してをきながら、知らん顔とは一体だういふワケなのかきちんとご説明願ふものである。
 
特に、P160-231 に記載されてゐることは直ちに実施してもらひたい。
 
現在、沖縄普天間基地移設の問題で「反対」だけしてゐる社民党、これは社会党が前身であるが何度も言ふが日本には不要だ。日本国に必要な法整備の邪魔ばかりする党と言つても差し支えなひであらう。
 
あたくしは、日本で災害(天災・人災双方)が起きたときにはその災害の規模云々に関わらず、
内閣総理大臣が指揮を執つて、救済・防衛等しかるべき指示を行ひ全ての指揮官になるものだと思つてをりましたが・・・・
現実は、違ひました。
内閣法のおかげで、閣僚が全員一致で賛成しないと何も出来ない。一人反対する奴がゐると、自衛隊のヘリを飛ばして鎮火活動することも出来ない。さうするうちに火災が広がつていき、火災による死傷者が増加するといふことになる・・・・
 
唖然とゐたしました。
 
自衛隊も、災害の場所に行つたところで「警察官が居ないときの代理」といふ自衛隊法の定めにより警察官が一人でも居たら、何の活動も出来ない。
 
・・・・・・ 呆れました
 
あーたがたは、国民の税金で給金をもらつてゐるくせに、国民に死ねと言つてゐるワケですね?
 
ほんたうに、ほんたうにバカだと思ふのは、「自衛隊を災害に使用する」ことに対して未だに反対してゐる輩がゐることです。
自衛隊は、佐々氏が書かれてゐるやうにキツチンカーからテント、トイレットカーまで持つてゐる
自己完結型組織であり、発電機、浄水器などの設備や施設大隊もあり、災害派遣の訓練と実績を積んでゐるところである。
それを未だに「派兵」としか解釈できないオバカは、自分たちが災害の被害者となり自衛隊の救助を待ちわびながら死んでもらひたい。
 
それから、「どのくらいの被害があるのかを航空写真で確認すべくRFファントム偵察機を飛ばさなかつた理由」が「予算がない」だからださうである。
 
あの~、財務官僚は「非常時における災害への対処金」の予算も取つてゐないのですか?
地震国で、四方が海に囲まれてゐる国なのに「災害のための予算」が無ひとはだういふワケなの?
 
予算がないので、地震の被害のまさにその被災地に、ジープで乗り付けたためさらなる渋滞を引き起こすとは、未開の鉄道も車も無い場所から派遣されてきた方々なのでせうか?
 
普通、地震と言へば陸路はダメつて発想しますが?
地震被害は空路だろ。 てか、東大といふ国のトップ大学を出た人たちは勉強のしすぎで、こんな簡単なこともわからない人たちばかりが集まつてゐるのか?
 
それから、必づ出てくる 「それはXX省の管轄」
あの~、
国の非常事態に、「管轄」とか下らないことホザゐてないで「救助・救済」の目的第一でそれぞれの「管轄」からすべきことを横の連絡をよくして対処してゐただけませんか?
 
「情報がないからわからない」「要請がない」とか下らない「待ち」の姿勢は止めて、自分らの管轄のすべきことをさつさと自発的に行い、横の連絡を取り合つて一丸となつてやつてください。
この取りまとめが最終的に内閣総理大臣のはづですが?
 
てか、そのマニュアルも出来てないのか? (口蹄疫の時は、以前のマニュアルが無視されて拡がつたと聞いたが、ほんたうだらうか。だとしたら、とんでもない「政治主導」)
 
それから、やはり出てきた「オバカなマスゴミ」
ほんたうに、キミらは役に立たないどころか害悪だよ。
人命救助をまづ第一として指示を受け、行動した佐々氏を「他省の管轄に手を出した」と批判する議員の尻馬に乗り、一緒になつて批判するとは・・・・
批判されるべきは、すべきことを管轄なのにしなかつた奴とそれをきちんと報道し姿勢を改めるやうに監視を怠つたオマエらマスゴミだ。
 
マスゴミ、社民・公明・民主他日本のためにならない団体・官僚は日本から出て行つてください。