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神道の常識がわかる小事典

2010年06月11日 16時40分09秒 | 宗教
三橋 健氏の著書。
三橋氏は國學院大學文学部日本文学科卒業後、同大学院文学研究科
神道学専攻博士課程を修了され、神道学博士であられ現在國學院大學
神道文化学部教授および同大学院教授であられます。
 
「神道」とは、と聞かれて答え方はいろいろあらうが、「日本古来の宗教」か「日本独自の宗教」
かなどなど、どれが正解なのかわからないのときちんとした神道の歴史なるものも学んだことが無い。
 
なぜなら、日本の学校では「宗教」といふ授業はなく「神道」はごく自然に神社に御参りするもので「うちは浄土宗」等々仏教名が出てくる「宗教」で葬式をする人が大多数の日本において、「神道」ですと改めて言ふご家庭はあまり無いのではないか・・・・ さう思ふ。
 
かく言ふ、あたくしも実家は「曹洞宗」であつたやうな気がゐたします。
しかし、曹洞宗の経など読んだことはないし、朝夕のお勤めなどないし・・・・
 
現在住んでゐるところに、ご縁をゐただいた神社のお札を宅にお祀りするやうになつてから
「神道」
を意識するやうになりました。
 
それで、神道に関する本書を図書館で見つけ拝読した次第です。
 
勉強になりました。
知らないことがたくさんあつた。 神道と仏教の関係の変遷などは驚くことが多かつた。
「神道」の宗教があることも知りました。 あの有名な「天理教」は神道だつたのですね~、驚きました。
 
日本語の中に、「神道の作法や言葉」が由来してゐることなど沢山学びました。
第五章「神道の教理」
第六章「神道の基本理念」
第七章「神道の思想」
は特に勉強になつたのと、日常で多々耳目する言葉などもありうなづくことが多かつたです。
 
日本の国旗、「日の丸」の意味もこの画でわかりました。
P211  第八章神道の歴史 扉
中央が天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)、右が八幡大神(はちまんおおかみ)
左が春日大神(かすがおおかみ)
春日大神は、鹿に乗られてゐる。 

日本武尊(やまとたける)の肖像。(三橋氏所蔵)
なんか、浮世絵に出てくるお美しさ  Teddy