千一夜第3章第6夜 読書の秋

2016-12-07 23:32:15 | 読書

2016.12.7(水)

休日は孫の子守、釣行、ギターセッション、プール通い、メダカの世話、読書と何かと忙しいが、読書は短期集中型で2~3ヶ月程度の間に集中して読む。今年の秋の読書シーズンでは下記の通り10、11月で13冊読了した。昨年は9月から20冊程度読了しており今年は少し少ない。

読んだ本を記載するのは初めてであり、評価を付けるのも気が引けるが、最も面白く読んだものは☆5つである。

『美しい星』 三島由紀夫著 新潮文庫 評価☆☆☆☆ 7日で読了
寸評:再読(40年くらい前に初読)。昭和37年に上梓したようだが、この時代にUFO、宇宙人、水爆を関連付けて、しかも純文学に仕立てるなんて凄いとしか言いようが無い。但し難しい語句が多く、簡易な辞書には載っていなくて分厚い辞書を脇に置いて読破した。難解難読で読み応えはあったが少々疲れた。

『初めてのルーブル』 中野京子著 集英社 評価☆☆☆☆☆ 3日で読了
寸評:この本はお勧め本、絵画の解説も史実に則り歴史観も凄い。高校生の時、世界史を専攻していたこともあり非常に面白く読んだ。

『海賊とよばれた男(上)・(下)』 百田尚樹著 講談社 評価☆☆☆☆☆ 6日で読了
寸評:この本は立志伝なので面白くない訳が無い。出光佐三氏の物語であるが、地元に出光興産のコンビナート群もあるので余計に親しんだ。

『女のいない男たち』 村上春樹著 文春文庫 評価☆☆☆ 3日で読了
寸評:短編集だったが、著者は2週間に1編のペースで書き上げるというのがちょっと気に食わない。面白いものと面白くないものが混在。

『炎の経営者』 高杉良著 文春文庫 評価☆☆☆☆ 3日で読了
寸評:この本も立志伝のようなもので高杉作品からすればちょっと異色。日本触媒化学工業の創業者八谷泰造氏の物語である。高杉良と池井戸潤の本に外れは無い。

『眠れないほど面白い『古事記』』 由良弥生著 三笠書房 評価☆☆☆ 眠る前にベッドの中で読む
寸評:古事記物は二桁以上の本を読んでいるので、これといって目新しい記述は無かった。

『雑談力』 百田尚樹著 PHP新書 評価☆☆☆☆ 3日で読了
寸評:雑談力を付けるにはやはり雑学を身に付けなければ駄目。自分が面白いと思う物は他人も面白いものだ。その内容よりも話し方の方が重要であることを実感。

『庶務行員 多加賀主水が許さない』 江上剛著 祥伝社文庫 評価☆☆☆ 2日で読了
寸評:特命を受けた銀行員の極秘調査物だが少々リアリティーに欠ける。但し痛快物であり娯楽的には楽しい。

『スクラップ・アンド・ビルド』 羽田圭介著 文藝春秋 評価 読了するのに足掛け15ヶ月要した
寸評:面白く無く、文字を追っただけ。

『鉄の骨』 池井戸潤著 講談社文庫 評価☆☆☆☆☆ 3日で読了
寸評:談合という社会的なテーマを実に鮮やかに一気読み必至のエンターテーメントの中に溶かし込んでいる。

『疾風ロンド』 東野圭吾著 実業之日本社文庫 評価☆☆☆☆☆ 3日で読了
寸評:ミステリー、サスペンスの天才だな。大どんでん返しの連続、本当に最後の1ページまで予断を許さない。

『井伊一族』 相川司著 中公文庫 評価☆☆☆☆ 7日で読了
寸評:来年の大河ドラマの文献 井伊氏千年の系譜は藤原鎌足まで遡る。徳川家臣団では井伊家は外様であるが藤原南家の家系で同族も多く、戦略的観点からも、また家系から親王も輩出しており、名門(貴種)好きの家康や他譜代に認められ徳川四天王として家康家臣団筆頭となる。系図を確認しながら読み進めるため読了に時間が掛かった。

『民王』 池井戸潤著 文春文庫 評価
寸評:読書中

【12月7日過去の釣行記録】
・2013年八島沖、06:30~13:30、中潮、船釣り、釣果=ハマチボウズ

【この日の釣り情報】
・1993年新日鉄波止場、03:00~17:00、中潮、釣果=アイナメ1・キス1・アナゴ12
・2005年大島居守海岸、夜釣り、中潮、釣果=22cmメバル2

【旧暦11月9日釣行記録】
・2005年12月10日、庄の浦港防波堤、16:40~19:30、小潮、釣果=カレイ1・メバル2・キス3・アナゴ3
・2005年12月10日、大島居守海岸、20:00~22:30、小潮、釣果=メバル4
・2008年12月06日、徳山築港魚市場前、06:45~10:30、小潮、釣果=ハゼ5
・2008年12月06日、那智埠頭、19:30~23:00、小潮、釣果=メバル12・サバ1・アジ3・タナゴ1

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2 コメント

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それでも (ゴチ)
2016-12-08 16:14:00
2か月で13冊・・・それでもわたしに比べれば超ハイペースです。最近になって漸く「カエルの楽園」を読み始めました。読書よりパソコンに向かっている事が多くなるので本を読む暇が見つかりません。岡田准一主演の「海賊と呼ばれた男」が話題になっているようですが、出光佐三の生き方に注目したい。ネットで本の内容も概ね知ることができますが、読書は自分で咀嚼し、作者の意図を直接感じられるところが良いと思います。
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Unknown (lennon)
2016-12-08 20:36:13
大学生時代の4年間で千冊読もうと友人と競争しましたが、2人とも達成できませんでした。確か700冊はいったと思いますが・・・。
今ではネットの情報がありますが、我々が学生の頃には古本屋でお気に入りの本を探すのが日課となっていました。時間の経つのも忘れて本屋で立ち読みなどしていましたから、それで腰が悪くなったのかも知れません。
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