千一夜第2章第873夜 少し早い花見ガレイ

2015-03-08 22:07:01 | サーフ

2015.03.08(日)

旧暦:1月18日
場所:今津川河口
時間:07:00~15:40
天候:晴れ
風  :東風
月齢:17.1
潮  :中潮 大畠 満潮10:20潮位293cm 干潮04:14潮位35cm
狙い目:カレイ
釣り方 :サーフ
餌  :ゴカイ・ホンムシ
釣果:36cmマコガレイ1
釣友:S=32cmイシガレイ1・34cmマコガレイ1

私と同じ営業所に居る同僚KGが、2週間前に小学生の子供が40cmのマコガレイを今津川河口で揚げたというので、同僚釣友Sと今日の釣行と相成った。KGが満潮前後2時間しかやれない(釣れない)というので、潮を見て2週間後の今日となった訳だ。岩国の正確な干満時間は調べていなかったが、大畠の満潮が10時20分なので、岩国は最大30分程度の差だろうと読んで10時30分から11時頃を満潮時と設定した。

時間を逆算して、朝の5時45分に下松の釣具店に集合、その後コンビニに寄り、R2を通って岩国市に向かう。岩国市内からはR2からR188に抜けると門前川に出る。今津川はもう一つ東側の川である。因みに門前川と今津川の間の中州に岩国米軍基地や自衛隊、更に錦帯橋空港がある。釣り場は錦帯橋空港に向かう途中である。途中と言っても直ぐ隣のような距離感覚である。7時前には釣り場に着き、早速竿を出す。

正確な場所は岩国市三角町のみすみクリーンセンター前が釣り場となる。海岸への出入り口として一か所ほど岸壁が切れている所があり、下に降りる階段も着いている。潮5分の河口はとてもカレイが釣れそうにも思えなかったが、KGがここで釣れたのを見ている訳だから間違いなく居るのだろうと思い直して竿出しする。KGの情報は確かなものとしても、以前、その情報でこの対岸でやった時には散々な目に合っているので、今一つ信頼性に欠けるところがある。今回は、もう一度だけKGに騙されてみようということでの釣行である。

竿出し直後から、潮流が速くて仕掛けが左方向(上流方向)に流される。流されるだけなら良いのだが、錘にアオサ(海藻)が絡み付き、重くてリールを巻くのも力仕事になる。針には掛からないのが不思議である。リールや竿が折れないだろうかと心配になった。この時点では、やっぱりKGに騙されたと二人とも思った。

この河口のアオサを皆取り除こうと居直るが、取っても取ってもきりが無い。1時間程度アオサとの戦いが続いて、釣行も半ば諦めかけていたところ、次第に潮流が遅くなって来た。そうすると今度はアオサが絡まなくなったから不思議だ。と同時に、この潮になってから釣り人が増え始めたのである。どうやら地元の人はこのことを知っているようだ。10人以上の釣り人が来たが、我々は少し始めるのが早すぎたということか。

8時40分、私の置き竿に大きなアタリ、2回目のアタリがありカレイと確信する。竿を手にして少し引くと、カレイが吃驚した様子が手に伝わって来た。下流方向に投げていた竿に来たので、上げ潮に乗って、揚げるのは大して抵抗も無く簡単だった。カレイの姿が見えた時には大きいのでこちらの方が吃驚した。40cmには遠く及ばないが、36cmのマコガレイである。早くも昨年の記録と同サイズのものをゲットだ。

これでKGの汚名は晴らされた訳だ。これを釣り揚げるまで、2人して散々KGの悪口を言っていたのだが・・・。KGに釣果のメールを送ると早速やって来た。彼もこれまでの汚名が晴れて気が楽になったのだろう、何時もより饒舌だった。あっ、それから差し入れありがとう。美味しく頂きました。KGも昼過ぎまで居たが、ちょっと用事があると帰って行った。彼も竿を持って来れば良かったのにね。

それにしてもここは彼の知り合いが多い。この辺りは滑走路の端になるので、飛行機オタクの集合場所でもある。今日は戦闘機は飛ばないのに沢山の人が集まっている。KGのオタク振りは大したもので、一眼レフのカメラで飛行機を撮りまくる。無線傍受の受信機も携帯している。何が面白いのか良く解らない。

朝8時40分に私がビックカレイを釣り揚げて以降、全くアタリも無く餌取りさえ居ない状況だったので、14時過ぎにはもう納竿しようかと思っていた矢先、Sの竿がお辞儀した。1度、2度と続け様にお辞儀、これは間違いなくカレイのアタリである。Sが竿を手に持ち後方に引く、っと、首を傾げる?あまり手応えが無いようだ。リールを巻きながらまた竿を引く、今度は手応えがあったようだ。居る居る、間違いなく居る?と思う。何だか頼りないが、錘が見えてきてその先には確かにカレイが付いていた。私のカレイよりはかなり小さいがそれでも32cmあった。しかしマコでは無くてイシだった。

Sが釣り揚げたイシガレイである。目の後ろから中央に尾びれまで側線があり、下半分の中央辺りに細長く何か付いているように見えるが、これが鰓のようになっている。これがイシガレイの特徴である。見れば直ぐにイシガレイと解る。マコガレイとはかなり違う。

イシガレイだったが、Sは初の獲物に大満足。今年の初ガレイなので喜びもひとしおである。私はイシガレイを何時釣ったか思い出せないくらい釣っていない。食しても少し臭みがあると言われているが、私の記憶にはイシガレイの味は刻み込まれていない。イシガレイはマコガレイと違い、大きい物は60cmにもなるから、これはまだ少年クラスであろう。しかし何年振りかにイシガレイを見た。

Sがイシガレイを自分のクーラーに仕舞い込んでいる最中に、今度はその隣の竿が大きくお辞儀した。Sにまた来たぞと叫ぶが、クーラーに取り込む最中で竿の方を見ない。そして2度目は最初のアタリより遥かに大きくお辞儀した。これもSは見逃す。間違いなくカレイがヒットしている。Sが竿を引くと、今度も首を傾げる。全くこれだから釣果が悪いのだ。今度もリールを巻きながら居る居るとのたまう。カレイの姿が見えた時は、明らかに先程のイシガレイより大きいのが解る。揚げてみると34cmのマコガレイだった。しかし揚げた直後、針が外れてカレイが敷石の上に落ちた。これが揚げる途中に海の中へ落ちたら寝つきが悪かっただろうと思う。やはり30cmオーバーとなるとタモですくった方が無難である。

2枚連荘のカレイである。今が時合いかと、私もSも全部の竿を投げ直す・・・・。しかしそれから1時間半、全くアタリすら無く納竿した。

私が再び同僚KGにSが遂に釣ったとメールしたので、直ぐにとんで来た。種類は違うが2枚のカレイを見て、引き潮でも来るのかと改めて思ったようである。カレイは一潮(満潮から満潮まで)やってみないと解らないということだ。次回はKGも竿を出すから3人でやりましょうという。広い岸壁なので何人でも出来るのが良い。次回が楽しみでもある。

釣り場の後ろ側は岩国錦帯橋空港である。レーダーが釣り場の直ぐ近くある。

レーダーの向こう側は滑走路である。ここは米軍、自衛隊、錦帯橋空港の三者が同じ滑走路を使っている。基本的に土日は自衛隊も米軍も休みなので、空港からは1日4便の全日空が離着陸するだけである。今日はボーイングと自衛隊のプロペラ機を見たが、滑走路が河口に向かって作ってあるので、飛び立つ時に飛行機の大きな腹が見えるので迫力がある。離陸は見えたが着陸は見えなかった。飛行機オタクのKGに言わせると、風の向きに寄って離着陸の方向が変わるそうである。

釣り場とレーダーとの間に小さめの港がある。港に居た地元の人に港の名前を聞いたが、少し考えた末に、解らないと答えた。漁師では無いとのことだったので、最初から知らなかったようだ。港の出入り口である橋の下から外側の岸壁が釣り場となる。

【3月8日過去の釣行記録】
・1997年笠戸島周辺、06:30~12:00、船釣り、大潮、釣果=3人でメバル50
・2008年第2埠頭東側、06:15~18:15、大潮、釣果=カレイ8・キス3・カサゴ1・タコ1
・2014年徳山築港西側南端防波堤、06:30~15:30、小潮、釣果=カレイ1・ハゼ5・イイダコ1

【この日の釣り情報】
・2008年大島大和、18:30~22:00、大潮、釣果=メバル6

【旧暦1月18日釣行記録】
・1993年02月09日、池の浦港防波堤、08:00~18:15、中潮、釣果=カレイ5・ハゼ1・アイナメ1・メバル10
・1998年02月14日、小踏日新製鋼波止場、13:00~16:00、中潮、釣果=カレイ5・メバル2
・2001年02月10日、笠戸タンダ、01:00~05:00、中潮、漁り=アワビ・トコブシ
・2007年03月07日、中電西側岸壁、09:00~15:00、中潮、釣果=カレイ1・アイナメ2・ハゼ3
・2011年02月20日、第2埠頭東側、07:40~11:50、中潮、釣果=カレイ1・32cmアイナメ1

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