第885夜 釣行記憶10:大物ヒラメ

2009-04-22 22:31:03 | 釣行回顧録

2009.4.22(水)

私の釣行記録に留めていない釣行記憶第10談を、記憶を辿って書き記しておく。

大物ヒラメ、計測すると83cmあった。
但し、これは私が釣ったんじゃありません。

この時の釣行は、釣友Bの義父さんの船で、笠戸島沖の、上、下コウズという岩島の周囲。メンバーは船長がBの義父さん、B、N、もう一人が肝心の釣った本人で大工のGさん、それに私の計5人である。

確か12月初めの頃で、穏やかな天気で寒くは無かったと思う。本命はヤズ狙いだったが、この日は全く釣れない。終盤、みんな飽きてきて、大工のGさんなどは酒に酔ってデッキの上でごろ寝である。しかしGさん、足を船縁から出して足の親指に道糸を括り付けていた。餌は活きアジを鼻掛けしての泳がせ釣りであるが、アジの動きが変だったといきなりむっくりと起き上がった。

最初はただ重いだけで、ゴミか何かが掛ったと言って、ゆっくりと道糸を引き上げていた。水深は20~30mだったか。途中からも引きは全く無くて、逆に軽くなってすいすい上がって来る様子だった。

ところが、姿が見えてきてみんな吃驚である。この時の光景は未だに忘れられない。兎に角でかいヒラメである。タモにも入りきらないので、2人掛かりで頭と尻尾を抱えて漸く船に揚げることが出来た。船のデッキに上げてからヒラメが大暴れ、身崩れがするがしょうがない。兎に角絞めようということになって、包丁を突き刺すが、これがまたなかなか絞まらない。何とか絞め終わってこの日の釣行はお終いとなった。

一旦それぞれが自宅に帰宅して、再びBの家にメンバーが集合した。Bの家族総出で調理したそうであるが、刺身に湯通し(しゃぶしゃぶ)など色々と楽しめたが、私の率直な感想としては、やはりデッキの上でばたつかせたせいか、身が柔らかくなっていたように思う。しかしそれでも興奮覚めやらず、味そのものよりも釣った時の話に花が咲いたのは言うまでも無いことだ。

『ヒラメ40』という成句があって、アタリがあってから合わせるまで40を数えるぐらいの間をおけという意味だが、ヒラメは餌に食いついて、飲み込むまでに時間が掛かる。最初のアタリの時は餌を銜えているだけだから、合わせても針掛かりしないのだ。針掛かりするのは餌を飲み込んでから竿先がグーっと引き込まれてからである。Gさんの場合、足の親指に道糸を括り付けていた訳だから、竿よりも敏感にアタリが感じ取れるはずである。酔って寝ていたのが幸いしたのだろうが、慌てず騒がず動ぜずといったところが全てマッチングしたようである。

みなさん、こんな釣り方もあるのですよ。諦めないことが寛容かと教わった釣行でした。

【4月22日過去の釣行記録】
・2006年第2埠頭東側、07:15~11:15、長潮、釣果=カレイ10・キス2

【この日の釣り情報】
・2006年庄の浦港、07:00~11:30、カレイ3・キス1

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