第879夜 釣行記憶8:雷雨の船釣り

2009-04-16 21:52:23 | 釣行回顧録

2009.4.16(木)

私の釣行記録に留めていない釣行記憶第8談を、記憶を辿って書き記しておく。

今夜は雷雨の中の船釣り、本当に怖かった釣行でした。

これも12~3年前、船釣りの夜釣りでチヌをやりに行った時のこと。場所は笠戸湾の日立工場沖である。日立工場沖には絶好のチヌのポイントがあると言うことで、釣友Bの義父所有の船でB、Nの3人で出掛けた。

出港の頃は風も無く凪いでいたので、まずまずの釣り日和だと思っていたが、暗くなった頃から遠雷が聞こえていた。遠くの曇った空も雷光により時々明るく浮かび上がっていた。

確か20時頃だったと思うが、急に風が出てきて雨が落ち出した。『釣り師が暑いの、寒いの、雨の、など言ってちゃあ釣りにはならんめえ』と言うことで、雨天続行したが雨脚は激しくなるばかり。おまけに雷の音は凄まじいもので、頭の上で大音響がして身が竦む思いで生きた心地はしなかった。

この頃には3人とも船の操舵室に入り雷雨を避けていた。この時初めて雷が海に落ちるのを間直に見たような気がする。天から白い稲妻が、紐を垂らしたような線を描いて海に落ちてくるのだ。それも一瞬のことである。こりゃ幾らなんでも帰った方が賢明だと3人の意見が一致し、帰る準備に掛った。ところが、竿を持った時は何とも無かったのだが、竿尻を持った瞬間、感電したのだ。ビリッと来て痛みを覚えた。大したことは無かったが、それでも吃驚して思わず竿を放した。1度で放電したかと思ったが、竿を畳む間中ビリビリきていた。幸い、アンカーを下ろしていなかったので引き上げる作業が無くて助かった。

この時の恐怖は未だに記憶の底にある。狭い船の上では逃げ場が無いので、それこそまな板の上の鯉状態である。帰港した時の安堵感は人語に尽くせないものがあった。

その後も幾度か雷雨の釣行を体験したが、この時の恐怖に比べれば大したことはない。それでも雷はあまり気持ちの良いものではない。

【4月16日過去の釣行記録】
・2006年第2埠頭東側、07:20~17:30、中潮、釣果=カレイ爆釣21・アイナメ3

【この日の釣り情報】
・2006年第1埠頭南端西側、07:00~17:30、中潮、釣果=カレイ8・アイナメ1・キス2

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