第694夜 稲刈り後記

2008-10-13 12:17:11 | 百姓仕事

2008.10.13(月)体育の日


(抜穂式の祭壇)

3連休の初っ端の一昨日は稲刈りだった。

金曜日の夜に雨が降ったので、土曜日の稲刈りは無しだろうと思っていたが、10時頃から親父が勝手に始めていた。

土曜日の9時30分に起きた私としては、タバコ1本吸ってコーヒー1杯飲んだだけで身体はまだ眠っている。重い身体を引きずるように田圃まで歩いて行く。私も弟も明日に順延だと思っていたのに・・・。

雨の後、稲穂が乾ききらない内にコンバインを使うと、脱穀した籾が水分を含んでいるので機械の中に詰まってしまう。数年前にこのことを知らずにやって、コンバインが田圃の中で立ち往生してしまったことがある。この時は農機具屋さんを呼び出して、機械の分解掃除までしてもらって何とか使用に耐えるようにしてもらったが、今回も同じ轍を踏んではならない。そのため、ゆっくりしたスピードで稲を刈ることにして、籾を詰まらせないように脱穀を高速回転でやった。

機械はフル回転で、操作するのは私と弟と親父の3人体制で臨んだが、機械の立ち往生も無く、4反弱の田圃の稲刈りは順調に進み、16時30分には完了した。7時間弱の農作業だったが、機械の操作をしていない時の方が疲れる。籾を入れた袋をキャリーカーで運ぶのがかなりの重労働だ。小さなキャリーカーなので1回に運べるのが4袋程度だ。運ぶ間は弟の子供が籾袋の上に乗っているので、落としてはならず気を使う。

女たちは、予め刈っていた機械で刈り取れない田圃の周囲の稲を集めたり、昼食の準備をしたりでそれなりに忙しい。田圃周囲の稲刈りは手作業で非常に重労働なので、来年こそは機械で刈り取れない部分には稲を植えまいと、これまた毎年のごとく言うのだが、田植えの時には周辺隈なくびっしりと植え尽くされている。これって百姓の性なんですかねぇ。

稲を刈り終わって籾袋も1箇所に集めて、籾を乾燥してくれる業者を待っていたのだが、待てど暮らせどやって来ない。17時に来ることになっていたのだが、約束の時間を過ぎてもやって来ない。家人が業者に電話してみると、昨夜雨だったので今日刈っているとは思わなかったとのこと。そうだよな、普通は刈らない。業者にも一理ある。しかしその後の一言が気に食わない。刈るのなら電話してくれれば良かったのにとおっしゃる。反対じゃないかなあ。予約していたので、今日は刈られますか?と聞いてくるのが普通じゃないのかなあ。まっ、それはそれとして刈ってしまったものはしょうがない。午後からは稲穂も乾いていたので、2反程度作っておられる農家は、午後から稲刈りを始められたところも多かったようで、電話した時には業者の人は皆出払っていて、我が家の籾袋を取りに来るのは少し遅くなるとの回答だったようだ。今年は豊作で90数袋あると言ったので業者も唖然としたらしい。結局、業者もしぶしぶだと思うが、19時過ぎに取りに来たらしい。メデタシメダタシである。

私が帰宅したのは18時くらいだったが、直ぐに風呂に入った。この時点で足腰がかなり痛かったが、2日後の今日は筋肉痛のピークを迎えている。若い頃は翌日に筋肉痛になったものだが、近頃では2日後に筋肉痛になる。これって何故なんでしょうね。

今日の暦
・体育の日、スポーツに親しみ、健康な心身をつちかう。従来は10月10日だったが2001年より祝日法改正に伴い10月第2月曜日に。
・菊花開く(72候)
・さつまいもの日、埼玉県川越市のさつまいも愛好家グループが制定。サツマイモの売り文句が「十三里」、これは栗(九里)より(四里)旨い」という意味の言葉遊びによる。「十三里」に因んでこの日になった。
・引越しの日、1868年(M1)明治天皇が皇居に移ったのが10月13日だったことから、引越し専門協同組合連合会関東ブロック会が1989年(H1)創立15周年を記念して制定。

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コメント (2)
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