a vacant mind

虚無と音楽

青い魚

2005-11-13 | 音楽等
青い海も 青い魚も
みんな昔 手にしたもの
今 私の この手のひらの中を
冷たい風だけが
通りぬけてゆく

グロテスクな 子供達のむれや
歩道に残った 車の足跡
ぼやけ顔の 月だけが
昨日 残した
足跡を たどってゆく

ル……

にわとりの目隠し
はがれたはずなのに
空を見つめたまま
止まって 止まって
止まってしまった


      album み空より

      作詞・作曲:金延幸子
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1999

2005-11-13 | Diary
世界が終わるのだと思いながら生きていた1999年7月までは、何もかも終わるものだと信じて疑わなかった。それから6年近くの月日が流れている、何故終わらなかったのだろうと今でも時々思うことがある。
いや既に終わりに向けて動き始めたのが1999年前後だったのかもしれない、ただ心の隙間をぬうようにして終焉は個々に浸透している。全体で終わるのではなくなっている、不安や恐怖が世界中に満ちてきているのは疑いようもないことだろう。小さな不安の塊が連なって大きな不安へと誘導していく。そして大きな不安が更なる絶望へと近付ける。疑心暗鬼な視線が溢れだす、まるで戦場のような緊張感が日常に溢れてしまうと殺し合が始まってしまう。見えざるものの手に身を委ねてはいけない、誰もが怪物を抱えているのだ。それも自分の手を汚さずに誘発しようとしているものがいる。恐怖や不安を煽るものがいる。
人によって造り出した地獄を弄びながら、闇に魅入られていく。
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