a vacant mind

虚無と音楽

小さな終焉

2005-11-04 | Diary
何かが僕のなかで終わりつつあるようだ。横たわる死ではないけれど、まるで幻想に取り憑かれていたものが、すーっと消えつつような感覚。しかし、それを認めることができないのも仕方がないのかもしれない。正しかったものが正しいということよりも、正しいと信じていたかっただけで根拠なんてものは何処にもありはしなかった。
この世界がおかしいと感じていた頃から、何もかもが始まっているのだろう。このままでいいはずがない世界で、僕は何もできないどころか何もしなかった。ただおかしいということだけは僕のなかから消えることはなかった。おかしいということが僕にとって自然なことだったんだ、大きな渦のなかにあっても、変われない自分がいた。この世界では僕は全く役にたたないもの、まるで自分自身で虚無に引き摺りこんでいく。混沌とした世界で朽ち果てていくだけなのかもしれません。
何かギリギリのところで浮かんでくるものが、終わりを迎える前に僕自身が感じたおかしなことを理解したいと願うばかり。
生きたいと願うことよりも、存在したということを僕が認めることができるのか、それがいまはわからない。
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2005-11-04 | Diary
何だか助けを求めたいのに、どこに助けを求めたらいいものか。孤独がいやなはずなのにひとりがよかった。ここしばらくは20代前後の感覚に近いものがあるのかもしれない。何をやっても空回りしている。違うことといえば漠然としたものの輪郭が見えつつあるということぐらい。
見えつつあるのに立ち止まり途方に暮れるジレンマが湧いてくる。死のうとはしない、何故にこんなに動けないのか疲れました。言葉のない生活が続いている、そのためにやらなくてはいけないことに臆病になっている。動くことによって確実に何かがおきるということがわかっているのに、どうしていいのかわからなくなっている。弱音を吐いたとしてもどうにもならないということは嫌という程わかっているのに、同じことを繰り返す。わかっているのにそこから逃げ出してしまう。
疲れたな、どうしよう誰もいなくなるのは仕方がないか。さよならが言いたくなる。生きていることがわからなくなっているのだろう。こんな文章を書いているんだから何だか八方塞がりだ。
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