世界変動展望

私の日々思うことを書いたブログです。

大切なもの

2010-03-15 00:11:17 | 合唱・音楽
「大切なもの」(作詞・作曲:山崎朋子)は2006年(平成18年)に教育芸術社から発表された混声三部合唱曲だ。この曲を初めて聴いた時は何だかとても懐かしい気持ちにさせられた。遠い昔のあの頃に戻りたい気持ちにもなった。もっと昔に歌っておきたかった曲だ。

山崎朋子の曲は「明日の空へ」「手のひらかざして」など良い曲が多い。視聴したい方はネット等で探していただきたい。

正解発表後の感想 - 平成21年度 和算に挑戦

2010-03-14 00:05:09 | 物理学・数学

平成21年度和算に挑戦の正解が発表された[1]。私が公表した解答例はすべて正解であることを確認した[2][3][4][5]。正解例を見る限り、予想した解答例が多かったと思う。初級や中級問題は簡単だと思ったが、小学生や中学生の感想を見る限り難しいと感じた人も多かったようだ。上級問題は予想通り私が公開した解答と同趣旨の解答が一番多く投稿されたようだ。補助線を使えば正弦定理を使わなくても解くことができるようだ。問題考案者の解答は相似関係を使って解いているようだが、よくこのような解法を思いついたと思う。

来年度もよい問題の出題を期待している。

参考
[1]一関市博物館: "和算に挑戦 - 平成21年度"   2010.3.5
[2]世界変動展望 著者:"一関市博物館、平成21年度和算に挑戦の解答例について" 世界変動展望  2009.12.2
[3]世界変動展望 著者: "一関市博物館、和算に挑戦-平成21年度初級問題解答" 世界変動展望  2010.2.1
[4]世界変動展望 著者: "一関市博物館、和算に挑戦-平成21年度中級問題解答" 世界変動展望  2010.2.2
[5]世界変動展望 著者: "一関市博物館、和算に挑戦-平成21年度上級問題解答" 世界変動展望  2010.2.3


愛知県公立高校入試問題解答解説 - 平成22年度(2010年度) Aグループ数学

2010-03-12 00:00:12 | 物理学・数学

愛知県公立高校Aグループの入学試験が11日実施された。昨日はその関係ですごいアクセス数だったので、要望に基づきAグループ数学の解説を作成した。時間をかけて作ったものではないので、簡潔な解説ではない部分もあるが御了承いただきたい。解説が不要なほど簡単な問題は解説を略した。問題と解答は参考[1][2]を見ていただきたい。

実施日 2010年3月11日 試験時間 40分

解いた感想としては昨年より易しくなったと思った。公立高校入試としては標準的難度だと思う。制限時間内に全部解くのは難しいと思うが、4(2)②までなら時間内に解くのは難しくないだろう。4(3)①②はやや難しい問題だと思うが、解けないほどの難問ではない。この2問は捨て問としてもよいと思う。この2つを捨てても18点(満点20点)だから、これだけ取れれば最難関の旭丘高校でも十分合格点がつくだろう。

4(3)が全問中一番難しい。よくこんな問題を考え出したと感心する。問題の条件から△DFG∽△DAG , FG // ACに気がつくところがポイントだと思う。本問の解説は一例だが、よく検討した上での解説ではないからもう少し検討すれば他にもっと簡潔な解法が見つかるかもしれない。

合格点だが、毎年野田塾などで推測データが公開されるのでそれを参考にしてほしい。今年の問題は昨年より簡単だからおそらく合格点は上がるのではないかと思う。

今年も去年と変わらず難しい問題は最後の図形問題だけで、あとは基本や標準問題なので教科書や標準的な問題集の演習をきちんと行い、確実に得点できることが合格の鍵となるだろう。愛知県の公立入試数学は制限時間が短く最後に難しい問題がでるので、制限時間内に解いて満点を取るのは難しいと思うが、最難関校の旭丘高校でも合格点は9割程度だから、満点を目指す必要はないと思う。毎年2問くらいは捨て問にできるので、基本問題や標準問題をはやく確実に解けるだけで十分だと思う。
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追加記載 2010.3.13

上述したとおり、本文の解説を作った段階ではあまり検討せずに「答えが出ればよい。」という感覚で解説を作りました。4(3)①②はもっと簡潔な解法があり、本文の解法は実践的な解法ではありません。特に4(3)②は本文の方法だと最終的な答えは出ますが計算量が多すぎて解答時間が足りなくなると思います。

本文ではIからBCにおろした垂線の足をLとし、△ILCに三平方の定理を使うことでICの長さを求めたり、△AFH ∽ △CEH を使ってAHの長さを求めていますが、具体的にAH,HI,ICの長さを求めなくても△AFH ∽ △CEH、△DFG ∽ △DAC、△EHI ∽ △EFGを使えばAH : HI : IC = 4 : 1 : 2を求めることができます。

具体的には、△AFH ∽ △CEHより、AH = (4/7)AC ・・・(1)''
△DFG ∽ △DACより、FG = (1/3)AC
これと△EHI ∽ △EFGより、HI = (3/7)FG = (1/7)AC ・・・(2)''
IC = AC - AH - HI = (2/7)AC ・・・(3)'' (∵ (1)'' (2)'')
(1)'' (2)'' (3)'' より AH : HI : IC = 4 : 1 : 2 となります。

これを使えば多少計算時間を短縮できると思います。この解法なら本文のようにILを補助線として使う必要はありません。その意味でも簡潔だと思います。

もっと簡潔な解法があるかもしれませんが、それは近日発売されるであろう愛知県公立高校過去問集に譲りたいと思います。

参考
[1] 愛知県公立高校Aグループ数学平成22年度 問題 佐鳴予備校HP 2010.3.11
[2] 愛知県公立高校Aグループ数学平成22年度 解答 佐鳴予備校HP 2010.3.11


gooアクセス解析とブンブンカウンター解析の違い

2010-03-11 01:43:16 | Weblog

最近サービス期間でアドバンスを申し込んだ人だけが使えるgooのアクセス解析や画像アップローダーが使えるので、早速使ってみた。アクセス解析を使ったところ携帯電話からのアクセスがずいぶんあることに驚いた。

[gooアクセス解析によるブラウザ数]

[ブンブンカウンターによるブラウザ数]

[goo解析による閲覧数等]

[ブンブンカウンターによる閲覧数等]

上図のとおり、gooアクセス解析はドコモ携帯からのアクセスをカウントするが、ブンブンカウンターはカウントしていない。まさかドコモからのアクセスが396件もあったとは。携帯から見ている人は意外と多い。

それにしてもgooアクセス解析とブンブンカウンターのアクセス数等の開きは依然として大きい。これは前に調査したことがあったので知っていたが、なぜ両者のアクセス数に大きな差があるのか理由がわからなかった[1]。両者は明らかにアクセス解析の手法が異なるが、カウンターの種類で数値がずいぶん変わるようではユーザーにとってどの数値が信用できる実態的なアクセス数なのかわからない。

経験上、gooアクセス解析の数値はブログ開設当初からアクセス数1日平均50を超えることが多く、ネットで公開されている平均的なアクセス数と比較すると高すぎる値であり、ブンブンカウンターの方が実態的なアクセス数に近い気がする。

それにしてもgooアクセス解析はgooglebotからのページビュー数を393もカウントしている。検索クローラーのアクセスをこれだけカウントしたら開設したばかりのブログでもアクセス数50/日、閲覧数 100/日を超えるわけだ。2010年3月9日のブンブンカウンターでは「crawl-66-249-68-145.googlebot.com」は2件しかカウントしていない。gooアクセス解析の閲覧数は高くなりすぎるわけだ。

私の推測ではgooアクセス解析よりブンブンカウンターの方が実態的なアクセス数に近いと思っているので今後もブンブンカウンターの方を参考にしていくが、携帯電話からのアクセスを考えると、ブンブンカウンターの表示より少しユニークアクセス数や閲覧数は高そうだ。

参考
[1]世界変動展望 著者:"gooブログ表示のアクセス数、閲覧数は疑わしい"  世界変動展望  2008.11.16


愛子氏の登校拒否

2010-03-10 00:06:00 | 社会
皇太子の娘愛子氏がいじめ等の問題で登校拒否している問題を見ると、学習院も通常の学校なのだなあと思った。皇族だからといって特別扱いされる方がおかしいが、いじめはよくないのですぐ解決してほしいと思う。

国や都道府県の試験制度の失敗原因

2010-03-09 00:03:02 | 社会
受験シーズンも終わりに近づきつつあるが、近年の受験制度改革をみると文部科学省や各都道府県の教育委員会は理念ばかりを先行させ受験生の事を考えない制度改革を行ってきたために、かえって事態を悪くすることがあったと思う。

その一つの例が公立高校入試の学区制や学校群制度の導入だ。東京都、愛知県などいくつかの都道府県で導入された制度だが、東京都が典型例なので東京都の例をあげる。

今でこそ東京都のトップ進学校は開成、麻布、筑波大付属駒場といった中高一貫の私立校や国立校が目立っているが、かつてはその地位に日比谷高校等の東京都の公立高校がついていた。1965年頃までは日比谷高校が現在の開成高校のように東京大学への進学者数全国トップをほこっており、公立高校天下の時代だった。

しかし、東京都は受験競争の過熱防止や学校間格差の是正を狙って1967年から学校群制度を導入し、受験生は希望の高校へ進学することができなくなった。その結果として受験生は日比谷高校等の公立高校から開成などの私立高校に流出し、公立高校の進学実績は非常に落ち込んだ。学校群制度は学校選択の自由が制限される等否定的評価が多く、東京都では1981年に撤廃された。他県でも学校群制度は廃止され、現在同制度を実施しているところはない。このように学校群制度は明らかな失敗だった。

なぜ各都道府県は学校群制度によって失敗したのか。それは端的に言って受験生や保護者のニーズを無視した制度を作ったからだ。受験生にとっては誰しも希望の学校に進学したいと思っている。それなのに文部科学省や県教育委員会の「教育とは受験ではない。受験競争の過熱を防止ししよう。学校間格差を無くそう。」という彼らの理想実現のために、無理やり受験生を希望の学校へ進学できなくする制度を作ってしまった。私立校へ通う経済的な負担はあるものの、希望の学校に進学できない不利益に比べれば受験生にとって経済的負担は受忍できるものだったようだ。

特に将来東京大学などの難関大学を目指す受験生にとっては自分の受験にとってよい環境を求めているのであり、無理やり環境の悪い学校へ進学させられるのはたまったものではないのだろう。多少お金がかかったとしても学習や受験に有利な学校へ進学したいと受験生も保護者も思ったに違いない。

そういう受験生や保護者の要望を無視して制度を作るから失敗するのである。国や地方公共団体は「国民のため。」「子供達のため。」「日本の未来のため。」といった大義名分をかかげて自分達の理想を実現するため、制度の直接の対象となる受験生や保護者の要望を無視し彼らに犠牲をかすやり方で制度を作るが、現実を突きつけられ失敗する。受験生や保護者にしてみれば、「国民のため。」「子供達のため。」「日本の未来のため。」といった大儀名分のために自分達が犠牲になるのはたまったものではないのだろう。

ちょうど今の法科大学院制度の失敗と似ている。同制度も現状で半分は破綻しているといってよいが、同制度が失敗している原因は端的にいって「国民のため。」という大義名分のため受験生の要望を考えず彼らに犠牲をかすやり方で制度運営しようとするからだ。文部科学省や法務省、最高裁判所、日弁連は「国民のため。」という大義名分のためならどれだけ受験生に犠牲をかしても構わないと考えていると思える。それでは受験生はみんな逃げ出すだろう。近年の法科大学院志願者数の激減はそれを如実にあらわしている。

国や地方公共団体は国民のためといった大義名分をかかげて制度を作る前に、制度の直接の対象となる受験生や保護者の要望をきちんと考えて現実的な制度を作るべきだ。受験生や保護者に一方的に負担をかし、犠牲をともなうような制度では制度の対象者にとってたまったものではなく、うまく機能しない運命である。

高校数学の基本問題3

2010-03-08 00:41:27 | 物理学・数学

問題
3x + 6y = 500 を満たす整数x,yは存在しないことを示せ。

[証明]
3x + 6y = 500 を満たす整数x,yは存在すると仮定する。
左辺 = 3(x+2y) だから、左辺は3の倍数である。しかし、右辺は500だから3の倍数ではない。これは不合理である。よって、3x + 6y = 500 を満たす整数x,yは存在しない。

[証明終了]

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4日に実施された宮城県公立高校入試数学AB第四問2(2)では、これと似たような出題がなされた。高校で背理法を学べば簡単だが、中学生にとっては背理法を用いた証明は学習範囲外だ。中学生でも考えれば理解できる内容だが、中学校で学ぶ内容を基礎に自分で内容を発展させて高校で学ぶ定理や概念を発見し解答しなければならない問題はよい問題ではない。


不法な言動をする医師等を厳しく罰し、社会から排除すべき!

2010-03-07 00:39:11 | 社会
前から思っていたが、一部の医師や医療擁護団体の言動は不法なものばかりで、厳しく取り締まるべきだ。不法な言動をする医師等を徹底的に取り締まり、罰を与え、社会から排除すべきである。麻生前首相が「医者には社会常識がない者が多い。」と発言したことがあるが、医師の不法な言動を見るとあながち間違っていない思ってしまう。彼らに共通しているのは実に自分勝手で自分達の利益ばかりをはかろうとし、自分達にとって都合が悪い言動は2ちゃんねる上での誹謗中傷や個人特定といった不法な手段で封じ込めようとする許しがたい言動をする点だ。

「医者は難しい試験を通過したので人より高い給料をもらって当たり前。医者の待遇がいいのも当たり前。」「医療事故の被害者等が医療批判をしたせいで医者の待遇が悪くなった。そういう言動は嫌がらせをして復讐しよう。復讐で医療批判をできなくさせよう。」「医師は日本の健康のために自分を犠牲にして働く聖職者だ。今の日本の医療は医師の給料が安くとも世界最高水準であり、国民の健康は世界的に高い水準である。それを維持しているのは医師のおかげだ。医師は偉い。尊敬されて当然だ。だから医師は厚遇されるべきだ。」

不法な言動をする一部の医師は本気でそう思っている。「医師は傲慢だと勘違いしている人がいますが・・・」と一部の医師は言うが、医師は偉くて厚遇で当たり前、そんな自分達を批判する者には復讐してもいいと考えているような連中が傲慢で下劣な悪い連中以外のなんだというのか。

「医師は傲慢だ。」「医師は社会常識がない。」と言われたくないなら、不法な言動はやめるべきである。こういうことを書くとバカな医師等が2ちゃんねるで誹謗中傷したりするかもしれないが、その場合は刑務所に行く覚悟をすべきだ。

とにかく、こういう不法な言動をする医師等は重い罰を与えて社会から排除すべきである。そのような厳しい処罰を与えないと、このような悪い連中はどうしよもないのである。

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ネットで医師暴走、医療被害者に暴言・中傷
2010年3月6日18時16分配信 読売新聞

 医療事故の被害者や支援者への個人攻撃、品位のない中傷、カルテの無断転載など、インターネット上で発信する医師たちの“暴走”が目立ち、遺族が精神的な二次被害を受ける例も相次いでいる。

 状況を憂慮した日本医師会(日医)の生命倫理懇談会(座長、高久史麿・日本医学会会長)は2月、こうしたネット上の加害行為を「専門職として不適切だ」と、強く戒める報告書をまとめた。

 ネット上の攻撃的発言は数年前から激しくなった。

 2006年に奈良県の妊婦が19病院に転院を断られた末、搬送先で死亡した問題では、カルテの内容が医師専用掲示板に勝手に書き込まれ、医師らの公開ブログにも転載された。警察が捜査を始めると、書いた医師が遺族に謝罪した。同じ掲示板に「脳出血を生じた母体も助かって当然、と思っている夫に妻を妊娠させる資格はない」と投稿した横浜市の医師は、侮辱罪で略式命令を受けた。

 同じ年に産婦人科医が逮捕された福島県立大野病院の出産事故(無罪確定)では、遺族の自宅を調べるよう呼びかける書き込みや、「2人目はだめだと言われていたのに産んだ」と亡くなった妊婦を非難する言葉が掲示板やブログに出た。

 この事故について冷静な検証を求める発言をした金沢大医学部の講師は、2ちゃんねる掲示板で「日本の全(すべ)ての医師の敵。日本中の医師からリンチを浴びながら生きて行くだろう。命を大事にしろよ」と脅迫され、医師専用掲示板では「こういう万年講師が掃きだめにいる」と書かれた。

 割りばしがのどに刺さって男児が死亡した事故では、診察した東京・杏林大病院の医師の無罪が08年に確定した後、「医療崩壊を招いた死神ファミリー」「被害者面して医師を恐喝、ついでに責任転嫁しようと騒いだ」などと両親を非難する書き込みが相次いだ。

 ほかにも、遺族らを「モンスター」「自称被害者のクレーマー」などと呼んだり、「責任をなすりつけた上で病院から金をせしめたいのかな」などと、おとしめる投稿は今も多い。

 誰でも書けるネット上の百科事典「ウィキペディア」では、市民団体の活動が、医療崩壊の原因の一つとして記述されている。

 奈良の遺族は「『産科医療を崩壊させた』という中傷も相次ぎ、深く傷ついた」、割りばし事故の母親は「発言することが恐ろしくなった」という。

 ◆日医警告「信頼損なう」◆

 日医の懇談会は「高度情報化社会における生命倫理」の報告書で、ネット上の言動について「特に医療被害者、家族、医療機関の内部告発者、政策に携わる公務員、報道記者などへの個人攻撃は、医師の社会的信頼を損なう」と強調した。

 匿名の掲示板でも、違法性があれば投稿者の情報は開示され、刑事・民事の責任を問われる、と安易な書き込みに注意を喚起。「専門職である医師は実名での情報発信が望ましい」とし、医師専用の掲示板は原則実名の運営に改めるべきだとした。ウィキペディアの記事の一方的書き換えも「荒らし」の一種だと断じ、公人でない個人の記事を作るのも慎むべきだとした。

 報告の内容は、日医が定めた「医師の職業倫理指針」に盛り込まれる可能性もある。その場合、違反すると再教育の対象になりうる。

高校数学の基本問題2

2010-03-06 01:49:04 | 物理学・数学

問題
52010 の最高位の数値を求めよ。ただし、log102 = 0.30103, log103 = 0.47712 とする。

[解答]
log105 = log10(10/2) = 1 - log102 = 0.69897
log1052010 = 2010log105 =  2010 × 0.69897 = 1404.9297
∴ 52010 = 101404.9297 = 100.9297 ・101404
よって、100.9297 の最高位の数値を求めればよい。
log108 = 3log102 = 0.90309, log109 = 2log10 3 = 0.95424 だから、
8 = 10log8 < 100.9297 < 10log9 =  9 (logの底は10)
従って、52010 の最高位の数値は 8 である。 ・・・ (答)

[解答終了]

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本問と同様の問題はいくつかの問題集で取り上げているだろう。簡単な問題なのできちんと理解してほしい。


2010年度宮城県公立高校入試数学解答

2010-03-05 00:55:21 | 物理学・数学

昨日の本ブログへのキーワードをみると、宮城県公立高校入試数学の解答を求めていた人が多かったので、昨年に続いて解説を作成した。去年作った解説の影響でキーワードをもとにアクセスした人が多かったのだろう。解説は難しいB問題の方を作成した。A問題の第一問から第四問はB問題と共通である。A問題第五問の解説は各自考えてほしい。また、解説が不要なほど簡単な問題や参考[2]を見れば十分の場合は、解説を省略した。省略した解説を必要とする方はコメント欄に投稿してほしい。問題と解答は参考[1][2]を見てほしい。

試験実施日 2010年3月4日 試験時間 50分

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難易度は昨年と同じかやや簡単だと思う。宮城県公立高校の入試問題は昨年と今年解いてみただけなので一般の公立入試の難度と比較するのは難しいが、公立高校入試としては標準からやや難レベルではないかと思う。宮城県の問題は記述問題が多い点で他県より少し難しいと思う。

宮城県はよく知らない地域なのでなんともよくわからないが、だいたいどの都道府県もトップ校は90点くらいの成績が要求されるので、トップ校を目指す受験生は85~90点を目標にすべきだと思う。試験時間を考慮しても、きちんとやれば90点以上取れると思う。難問はない。

ただ、第四問2(2)は悪問だと思う。解答を見る限り、高校で習う背理法を聞いているのと変わりなく、高校範囲の先取り的な出題で、中学校の範囲内で作問していないからだ。

第四問2(2) は 3x + 6y = 500 を満たす整数解( x, y )は存在しないことを証明せよというのと同じだが、公表されている解答例は背理法と同じだ。つまり、x,yを整数と仮定すると3x + 6yは3の倍数だが、500は3の倍数ではないため矛盾が生じるので、整数解( x, y )は存在しないと述べているのと何ら変わらない。背理法による証明そのものである。

確かに公表されている解答例のように考えれば商品B,Cで桜もちを500個にできない理由はわかるが、背理法による証明と同じことを尋ねるのは学習範囲の逸脱であり、感心しない。また、解答方法を高校範囲まで広げても背理法による証明法以外に適切な証明法はない。中学校の範囲でも一つだけ証明法が考えられるが、制限時間を考えると現実的ではなく、解答スペースから考えても出題趣旨と異なるのは明白だ。本問に関しては採点対象からはずしてもよいくらいだと思う。

一部不適切な問題はあるが、他は標準的な問題なので公立高校入試レベルの演習を行いたい受験生はチャレンジしてみるのも悪くないと思う。

参考
[1] 宮城県公立高校入試数学B問題  2010.3.4
[2] 宮城県公立高校入試数学B解答  2010.3.4


次の横綱昇進者は誰?

2010-03-04 00:00:12 | スポーツ・芸能・文芸
朝青龍の引退で白鵬の一人横綱となったので、横綱昇進者を出し東西に横綱が一人ずつほしいところだ。では次の横綱昇進者は誰か。私は相撲内容やポテンシャルから考えて関脇の把瑠都ではないかと思う。横綱に昇進するためには大関に昇進しなければならないから、関脇の把瑠都より日馬富士や琴欧州といった大関の方が横綱に昇進するのではないかと思える。

しかし、はっきりいって彼らは最近の相撲内容を見て横綱になれるほどの安定した力を持っておらず横綱に昇進できるか疑わしい。両力士とも調子がよければ13勝、14勝で優勝する力があるが、安定してそれを維持できる力は今のところないというしかない。琴欧州は身体が大きく馬力もあるが、相撲内容が悪いことがしばしばある。結果として横綱になれるほどの安定した強さを出せていない。

日馬富士は身体が小さい事がハンデとなっており、大型力士相手には苦労する。技術で差を埋めている部分もあると思うが、横綱になれるほどの抜群の技量や反射神経、運動能力は今のところないと思う。

身体が小さい力士でも大横綱とよばれた人は過去に何人かいるので、身体が小さいことが横綱になる上で致命的な負担となるわけではない。例えば栃木山や千代の富士は小さな身体でも大横綱とよばれるのにふさわしい実績を残した。彼らの場合は抜群の技量があったから大横綱にふさわしい実績を残せたのだと思う。

しかし、残念ながら身体が小さいことは多くの場合不利で、身体が大きい力士に勝てない。近年の例だと技量や天性の相撲勘で横綱になった若乃花(3代)は確かに大関としては強かったといえるが、同期の曙や武蔵丸と比べれば明らかに実力が劣っている。若乃花は天性の相撲勘等で横綱になれたが、運よくギリギリ昇進できたという感じで、横綱になってから活躍したとはいえない。端的にいって弱い横綱という印象を持ってしまう。身体が小さい若乃花は横綱になれるほどの優れた技量や相撲勘を持っていたが、それでも横綱として活躍するには足りず曙、武蔵丸には勝てなかったのだ。身体が小さい者が横綱として活躍するには栃木山や千代の富士のような抜群の技量等が必要になり、めったにそのような力士は現れない。

だから、日馬富士は横綱になれたとしても若乃花と同じようにギリギリの昇進で、横綱昇進後もたいして活躍できないのではないかと予想している。

以上から私は日馬富士、琴欧州の横綱昇進を疑わしく思っており、昇進したとしてもギリギリの昇進だと予想している。しかし、把瑠都は身体も大きく馬力があり、他の力士を圧倒するようなすごい勝ち方を度々見るので相撲内容も横綱昇進を予感させるものがある。現在は対戦成績の観点で白鵬に大きく引き離されているが、もう少し実力がつけば白鵬とまではいかないまでもそこそこの横綱には成長するだろう。把瑠都は今年中、次の春場所にも大関昇進を決め、ケガがなく順調に行けば近年中に横綱昇進するのではないかと思う。将来の東西横綱は白鵬、把瑠都となるだろう。

日本人の横綱昇進者は出ないかと多くの相撲ファンは思っているだろうが、残念ながらしばらく日本人横綱は出現しないだろう。稀勢の里に期待している人がいるが、横綱昇進を予感させるような相撲内容は現時点で見られない。大関に昇進することですら道が見えていない状況の力士が横綱に昇進するとは思えない。あくまで現時点の判断なので、今後変化する可能性はあるが、このままいけば横綱には届かないだろう。

大相撲界はしばらく外国人横綱の時代が続く。

三浦弘行、名人挑戦者に!- 第68期A級順位戦最終局

2010-03-03 02:08:12 | 囲碁・将棋
第68期A級順位戦最終局は三浦弘行が勝利し、7勝2敗で初の名人挑戦を決めた。降級者は佐藤康光と井上慶太の二人。三浦はこれまで順位のためにギリギリでA級に残留してきたが、苦節10年で初の名人挑戦を決めた。ぜひとも名人となってほしい。来期は渡辺明がA級に加わるのでおそらく彼が最有力の名人挑戦者候補となるだろう。いかに渡辺といえど名人挑戦は簡単にいかないと思うが、来期のA級順位戦は今年以上に強豪揃いで簡単に勝ち抜けないだろう。近日開かれる名人戦とあわせて楽しみにしている。

横綱の休場に制限をつけるべき

2010-03-02 03:36:34 | スポーツ・芸能・文芸
横綱は降格がなく、負け越ししそうになると休場する。大関以下の力士は休場すると番付上で不利な扱いを受ける。角番でない大関は翌場所は角番となり、それ以外の力士は番付が下がる。しかし、横綱だけは休場しても番付で不利な扱いを受けない。これは不公平だ。

そもそも力士の頂点にいる横綱が負け越ししそうだから休場して逃げるのは綱の権威を下げる。また、頂点にいる力士だけが長く休場しても番付上不利な扱いを受けないのは不公平だ。頂点にいる横綱だからこそ、厳しい条件で相撲に取り組まねばならないと思う。貴乃花のように7場所連続休場しても横綱に在位し続けたのは、大関以下の力士の待遇と比べてあまりに公平を失する。

思うに大関以下の力士は休場すれば番付が下がるのだし、角番でない大関も2場所連続で休場すれば降格するのだから、横綱も2場所以上連続で休場した場合には降格又は引退させるべきだ。また連続の休場の制限だけだと、連続でない休場によって横綱の地位に不当に長く居座り続ける者も出てくるだろう。だから休場を許すにしても上限を設けるべきだ。大関以下の力士は1度でも休場すれば番付が下がるのだから、横綱に対してこのような取り扱いをしても格別不当ではない。

別な言葉でいえば、きちんと皆勤を続けることができない横綱は横綱としての責任を果しているとはいえないのだから、横綱降格・引退となっても仕方ない。現在では横綱の休場に関する規定が甘すぎるため、不当に長く休場したり、皆勤負け越しを避けるためどこも悪くないのに休場する横綱が出てしまう。

もっと休場に関する条件を厳しくし、横綱の待遇を厳しくしないと不公平な制度の上に横綱の地位が成り立つことになり、綱の権威が保たれない。

小学生向けの図形問題2

2010-03-01 01:49:23 | 物理学・数学
問題
四角形ABCDにおいて、
∠ABD = 20°, ∠ACD = 30°, ∠ACB = 50°, ∠DBC = 60° であるという。
∠ADCは何度か。
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本問は某問題集から引用した問題です。中学受験を目指す小学生でも解けますが、かなり難しいと思います。大学入試を目指す高校生でも解くのは難しいでしょう。解答は後日発表したいと思います。