本日大河ドラマ江「豊臣の妻」を見たとき北政所が「茶々さんは側室ではありません。妻です。」といっていた。私は側室は正室以外の妻だと思っていたが、辞書的な意味では必ずしもそうではないのかもしれない。
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側室
貴人のめかけ。そばめ。
※めかけ
《目をかけるところから》正妻のほかに、愛し養う女性。二号。
本妻以外にそばに置く妻。めかけ。
大辞泉より
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側室は妻ではなく単なる愛人を指すケースもあるようだ。上の北政所のセリフは茶々は側室ではなく正室と同じ責任や立場があるというくらいの意味だろう。確かに茶々は秀吉の側室だが、実際の立場は通常の側室よりずっと高く豊臣家の家政の実権を握っていたし、秀頼の母として正室と同じかそれ以上の立場だったと思う。そういう意味で実態的には茶々と北政所の2人が正室といえるかもしれない。当時の資料で2人を「両御台所」とする資料もあったらしい。