世界変動展望

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2013年度、第80回Nコン課題曲紹介 - 中学校の部は歌詞の考察あり

2013-03-03 00:08:50 | 合唱・音楽


動画1 「ふるさと」(作詞:小山薫堂、作曲:youth case、編曲:桜田直子)
(同声二部)
第80回(平成25年度)Nコン中学校の部の課題曲 - NコンHPでの紹介


動画2 「友~旅立ちの時~」(作詞・作曲:北川悠仁(ゆず)、編曲:相澤直人)
(混声三部)
第80回(平成25年度)Nコン中学校の部の課題曲 - NコンHPでの紹介


動画3 「友~旅立ちの時~」(作詞・作曲:北川悠仁(ゆず)、編曲:相澤直人)
(女声三部)
第80回(平成25年度)Nコン中学校の部の課題曲 - NコンHPでの紹介


動画4 「ここにいる」(作詞:文月悠光、作曲:新実徳英)
(混声四部)
第80回(平成25年度)Nコン中学校の部の課題曲 - NコンHPでの紹介


動画5 「ここにいる」(作詞:文月悠光、作曲:新実徳英)
(女声四部)
第80回(平成25年度)Nコン中学校の部の課題曲 - NコンHPでの紹介


動画6 「ここにいる」(作詞:文月悠光、作曲:新実徳英)
(男声四部)
第80回(平成25年度)Nコン中学校の部の課題曲 - NコンHPでの紹介


今年もNHK全国音楽コンクール(Nコン)の課題曲が発表になりました。2月17日にNHK総合テレビで発表、3月20日はEテレで再放送されます。今年度は80回の記念大会です。

課題曲の今年のテーマは「スタート!」です。課題曲のねらいはそれぞれ、

小学校「ふるさと」:「声を合わせて合唱する楽しさを知る入門としてふさわしい曲を」
中学校「友~旅立ちの時~」:「多くの中学生が自ら合唱に興味を持ち、歌いたいと思える曲を」
高校「ここにいる」:「より本格的な合唱に挑戦し、自分たちの音楽を作り上げる喜びを味わえる曲を」

動画1~6の部分で紹介したNコンHPの紹介(小学校中学校高校)では演奏のポイントも紹介されているので確認してください。

私は毎年の傾向として中学校の部の課題曲が一番気に入ります。今年もそうです。小学校は混声でなく、混声の方が好きだという私の好みから中学校以降の課題曲が気に入りやすく、中学校の部がポップを合唱に編曲したものなので、歌詞や曲も気に入りやすいためだと思います。今年の高校の課題曲はアカペラです。正直いって、アカペラとか大学以降でやるような宗教音楽はあまり好きではありません。

オーケストラの伴奏だと壮大ですけど、ピアノ伴奏はピアノ伴奏のよさがあります。今年の中学校の部のピアノ伴奏も素敵だと思います。こういう演奏を聴くと心地よくなります。いいですね~。オーケストラ伴奏の合唱も好きですが、私はピアノ伴奏の曲の方が気に入るものが多いです。

合唱が管弦楽と違うところは詞がある点です。私は詞は宗教音楽で扱うような神様を称えるようなものではなく、人間の純朴な気持ちを表現したものの方がずっと好きです。今年の中学校の部の課題曲の詞も純朴な気持ちを表現したものだと思います。「海の不思議」のような考察も面白いかもしれませんが、今回は歌詞の解釈をしてみたいと思います。歌うときに想いをわかって歌うとよい歌になると思います。そういうことに役立ててほしいです。

画像1 「友~旅立ちの時~」(作詞・作曲:北川悠仁(ゆず)、編曲:相澤直人)の歌詞
- NコンHPでの紹介

切ない歌詞ですね。中学校の課題曲だから、たぶん歌詞の主人公と友は中学生くらいなんでしょう。卒業の頃の旅立ちの気持ちを表現したものでしょう。どんな分野でも同じかもしれませんが、新しい世界に進むのは暗闇の中を手探りで進んでいくようなもので、常に不安をともないます。これから新しい道へと進む主人公と友はそういう不安を抱いているのでしょう。しかし、支えてくれる声や主人公たちを繋ぐ歌に勇気をもらい力強く新しい道を歩もうという気持ちが感じられます。

そして、旅立ちの時が迫り、主人公と友の別れが訪れ、主人公は友に別れを告げます。たとえ友と遠く離れても、二人が同じ空の下にいるように、二人の心は供にいる。そんな気持ちを抱いて二人が別々の新しい道を歩み出す様は、私には切なく、そしてたくましく感じます。

いや~いいですね~~。

何だかこういう趣旨の曲は聴いたことがあります。


動画7 「この地球のどこかで」(作詞:三浦恵子、作曲:若松歓) - 歌詞

「この地球のどこかで」も有名な曲で私も気に入っています。

「歩いて行く道は
きっと違うけれど
同じ空見上げているから
この地球のどこかで」

「友~旅立ちの時~」と重なる部分がありますね。別れてしまった遠くの大切な人とも、こう考えると心が繋がっているようで心温まりますね。

いや~歌ってほんとうにいいですね!では、またお会いしましょう。

(最後は水野晴郎流です。(笑))