世界変動展望

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詐欺的なgooのアクセス表示について

2012-09-06 00:05:27 | Weblog

昨日の記事で述べたが、gooのユニークアクセス数や総ブログ数は実態を示しておらず、詐欺的な印象を受ける。知らない人はアクセス数70、順位3万とみて、

「統計的には全ブログのうち70%以上の人が自分のブログよりアクセス数がない。」
「3万/170万≒1.8%だから、すごく高順位だ。」

などと誤解してしまう人もいるかもしれない。

実際はgooのアクティブユーザー数が約3万人なので、順位が3万というのは最下位に近く、アクセス数も1日平均で一桁の可能性も十分ある。それが、アクセス数70で、上位1.8%と示すのだから詐欺的だ。明らかに実態を反映していない。

gooの言い分としては「アクセス数も全ブログ数もきちんとカウントされているものを表示している。不当表示ではない。」と言い張るに違いない。アクセス数はクローラーのアクセス数でもカウントし、全ブログのうち約98%は活動しておらず、誰にも見られていない、存在していないブログ同然なのに堂々と全ブログ数として表示する。

「アクセス数をよく見せかけて、客を獲得しよう。」

そういうgooの思惑は多くの人がわかるだろう。gooというとNTTレゾナント社の運営。通信の最大手企業ですら、そういう詐欺的な手法をとる。大手だから信頼性があると思ったら間違いで、金儲けのためには手段を選ばず平気で不当なことをやる。

2007年にNTTドコモやKDDIが基本料金半額を大々的に宣伝したが、実は囲い込みの作戦で、半額にする変わりに決まった時以外の解約は高額の解約料を取られる仕組みだった。それを宣伝で言わなかったがため、公正取引委員会から不当表示として厳重注意されたことがある。

重要なのは受け手にとって不当な情報でないことだ。利益のためにgooは上のようなアクセス数や全ブログ数の表示は不当でないと主張するだろうが、そういう不当な判断はやめるべきだ。

思えば国民にとって不利益なのに、研究機関にとってだけ都合がいい業績を水増し表示し、「適切だ!」と開き直る例はいくらでもある。本当にだめだな。