エコなニコニコ日記 社会企業エコフェアネットワークのブログ

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少数民族のユダヤ人がなぜグローバルな世界であそこまで活躍できるのか?(そこから日本の今の閉塞感からの突破法を考えました。)

2017-09-10 18:18:00 | 生き方


ユダヤ人は歴史的に抑圧されてきた1400万人しかいない少数民族です。
しかしGoogle、Facebook、DELL、インテルなどのグローバル市場を圧巻するようなITのベンチャー企業を多く起業しています。
また彼らの伝統的な十八番である金融業を、マネー資本主義と言われる現代にうまく活かしています。
そしてゴールドマンサックスなどの国際金融資本として世界を実質的に動かす存在にまでになっています。

私は別に覇者の勧めを言いたいわけではなく、今の日本のあらかじめある答えを鵜呑みにして、(またはそれを受け入れたフリをして)、周りから浮かないか空気を読んで一喜一憂して、必要な議論もイノベーションもなかなか起きない、起こせないこの国の閉塞感を打ち破りたくて、彼らの思考法や学習法がなにかヒントになるだろうと思い書かせて頂きます。

そこで単刀直入に彼らの思考法を書くと、彼らは日本の教育に多いあらかじめある答えを暗記していく知識詰め込み型学習ではないです。

彼らは書物の民、学びの民と言われる位に学習に熱心な民族ですが、彼らは常識や権威や社会通念をかなり批判的に考えて、自分自身の頭で、「Why(なぜ)そうなのか?」「もっと他の考え方もあるのではないか?」「ひいては何がその事象の本質なのか?」を思考して、また教師や生徒同士や家族などと積極的に議論します。

ユダヤ人とはユダヤ教徒を定義されますが、彼らの聖典タルムードの解釈について、(各人が多様な見解が持てる様に書かれています。)宗教上の権威と個人が自説を展開して積極的に議論することまで厭いません。(むしろそれが歓迎される世界です。)

また与えられた答えを身につけるよりも、むしろ自分なりの答えを見いだす方を大切にします。そういう点で北欧の教育にかなり近いと思います。

またユダヤ人にはノーベル賞の自然科学や経済学の分野で非常に受賞者が多いのも、彼らの学びへの熱心さと共に、彼らの真理探究への旺盛な熱意のたわものかと思われます。

また彼らは上記の様に自分なりになぜという発想から物事の本質を考えるのみではなく、彼らは原典主義と呼ばれるその論の根拠の理論をかなり探り重視します。
そしてそういったことから導きだした自分の答えに基づき、現場主義で現物、フィールドワークを重視して積極的にPDCAを回して、試行錯誤します。

日本人は勉強熱心で知識は豊富にあるのに、なかなか実践や行動に結びつかないことも多いことも、こういう思考やPDCAならかなり改善できるかと思います。(自戒を込めて。)

またユダヤ人は歴史から学ぶことを重視していて、またユダヤ教から来る倫理哲学もかなりしっかりあるらしく(実質的に無宗教の倫理感の薄い日本と異なります。)、流浪の民の習性かグローバルに多言語の習得に積極的です。

私はユダヤ式Why思考法や学習法を学んでいる途中ですが、ちょっと前より一匹狼になってしまったかもしれませんし、相変わらず与えられた答えを鵜呑みにしてしまいがちですが、以前より自分の頭でなぜという発想から物事の本質に対して考えられるようなり、実はかなり生きやすく、自分なりの効果的なあり方を模索できる様になりました。

こちらの本は正に自分に革命を起こしてくれた目から鱗の本でしたので、皆様にお勧めします。(自分は今は先の見えないフリーターの暗中模索の状況ですが。)

ユダヤ式Why思考法 著 石角莞爾


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