私に大切な姿勢を思い出させてくれたユダヤの格言です。
「どんなに裕福な金持ちであっても、助け合いの心を持たない人間は、豪華な料理に塩がないのと同じである。」
私は今日にインフルエンザの病み上がりで、本屋である本を立ち読みしていたら、ある人が「自分は長年の間弱者を食い物にしてきて、自分は成り上がった。かつ女性にも事欠くことなくモテてきた。」みたいな情報を読んで、自分と真逆の生き方で成功したのかと、正直自分の生き方にちょっと迷いました。
また家に帰りかなり腹立つと感じたことがあり悩み、しかし自分にいい意味で啓示になる様なまた現実的な本をいろいろ必死に探していたら、歴史的に様々な差別や逆境から這い上がり今は社会的に成功している人達も多いユダヤ人達の信じる、ユダヤ教の聖典であるタルムードの教えの注釈本を改めて熟読しました。
以前にも書きましたが、ユダヤ人の皆がシェークスピアが書いた金貸しシャイロックみたいに貧欲にずる賢くがめつく稼いでいるわけではなく、ユダヤ人の正統派とされる教えは勤勉、勤労、節制、奉仕、誠実など二宮尊徳の教えみたいな真面目なある意味でかなり弱者を守る教えです。
またユダヤ人はビジネスに長けていますが、彼らは同時に神の視点も意識する民族で、また足るを知るあり方を重視して、物の豊かさより精神的な豊かさを良しとする幸福感です。
私はこのスウェーデン在住のユダヤ人になった弁護士である石角完爾さんの本をかなり読んできて、こちらの彼の本はお勧めです。
彼によると、日本の伝統的な教えは周りに合わせたり、強い者や権威者に従順に尽くす生き方を良しとする様な価値観が強いが、そういうあり方は強い者に都合がいい様に利用されるばかりで、真のサバイバル力にはならないと書いています。
私は彼の本から様々な苦難を耐え忍び戦い乗り越えて今日の繁栄を築いたユダヤ人の歴史が生み出した、実学的でかつ真っ当な教えや自分の頭で何が本質か考える思考力を磨けて石角さんの本のファンです。
石角さんのこちらの本はこれからはより一層、私の指針になる一冊です。
ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集
著 石角完爾